Ms.Violinistのひとりごと-リハーサル室 まほろばホール
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演奏会では、ヴァイオリンにピアノが寄り添っている
場合が多いのです。
一つの音楽をピアノと共同作業で作り上げていくので、
私はピアノ・パートもシッカリと読み込みます。

それにしても、ピアノの楽譜って音符が多いですよね。
音楽を表すのに大譜表(ト音記号とへ音記号をまとめて表記)を
使いますし、音符も32分音符が並んでいたりすると
「いつも熟視してて、よく乱視にならないわねぇ…」などと
余計な心配事を考えたりしちゃいます。(私、両裸眼は0.1デス。)

私が気になったのは、ト音記号とヘ音記号の素早い読み分け。
ピアノもヴァイオリンと同じく、小さな頃から学ぶので、
お子さんによっては、大譜表のト音記号とへ音記号を読むのに
戸惑ってしまう場合があるかもしれないと思うんです。

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ピアノを奏でるヒトに伺ったところ、
今は最初から右も左も同時に習い始めるのが普通だけど、
古い時代の教本の中には、最初はずっと右手ばかりで、
後から左手が合流するメソードがあったらしいの。

つまり、ト音記号の読み方に散々馴染んじゃった頃に、
いきなり読み方が違うヘ音記号が現れるワケで、
子ども達が混乱するケースが多いとか…。

これって、ト音記号とヘ音記号を別々に学んだほうが
子ども達の負担を軽くできると考えた古い時代の先生の
ご配慮だったのかしら。
Ms.Violinistのひとりごと-未設定
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私の楽器はヴァイオリンなので、ト音記号オンリー
(じつはそうでもないけど。。)なので、
ピアノの方が感じられる、ト音記号とヘ音記号の
このジレンマ(?)はないのです。
けれども、ヴァイオリンをお勉強していると
ピアノはゼッタイに副科のお友だちなので、
ヴァイオリンと並行してやってました。

私のピアノの最初の師匠さまは、
公○式みたいな、すぐに出来て、なおかつテンションの上がる
ドリル形式のペーパーを宿題に出してくださっておりました。

そこでは、ト音記号とヘ音記号は一緒に姿を現していたので、
実際にピアノでヘ音記号が出た時も違和感はなかったです。
まあ、「メトード・ローズ(=バラの本)」だったので、
早い時期に大譜表で、ト音記号とヘ音記号は登場していて、
2つの記号を意識することもなく、…そんなものかと。

たぶん、先入観のない子ども時代には、頭も柔らかで
ト音記号とヘ音記号との違いについては、
大人が難しいと気遣う(?)ほどには、本人たちは難しく感じずに、
「そうのなのね!」といった感じで丸呑みできるのだと思います。

今日は、音楽家らしいコト言いましたね。
ワタシ。。(^^)ゞ
(ende.)

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Special Thanks: まるみさま.
ブログ:"まるみのひとりごと" by まるみさま
記事:「昨日のおけいこ」2010-06-15 11:40:59
http://ameblo.jp/tamamia/entry-10563658920.html

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