J.ハイドン流陳情の仕方「交響曲 第94番『驚愕』」とは」
先の『告別』と同じく、J.ハイドンの「交響曲 第94番」には
『驚愕』という標題が付いています。

さて、ここでQuestionです。
この楽曲の第2楽章で『驚愕』の名の由来となった
J.ハイドンの行った手法とは何でしょうか。
次の中から選んでください。

(1)時計の振り子の振り子のような伴奏リズムが使われる
(2)『親愛なるメルツェル』というカノンの旋律が使われている
(3)静かな演奏の後、びっくりするような大音量の和音が鳴らされる
(4)夜鶯や鶉、カッコウの鳴き声が木管楽器で模倣される  
$Ms.Violinistのひとりごと-交響曲 第94番『驚愕』CD
















それは
(3)「静かな演奏の後、びっくりするような大音量の和音が鳴らされる」
でした。
演奏会場で居眠りしている婦人方を起こすために書いた、という
逸話が残されています。
さらに、第2楽章には他にも「驚愕」することはあります。
Andanteのゆったりとした楽曲ですが、なぜかトランペットが
用いられているのです。
今でこそ、珍しくないオーケストレーションですが、
J.ハイドンの当時には、「常識はずれ」な試みが密かに
行われているのです。

(1)「時計の振り子の振り子のような伴奏リズムが使われる」は、
J.ハイドン「交響曲 第101番 ニ長調『時計』」の第2楽章です。

(2)「『親愛なるメルツェル』というカノンの旋律が使われている」は、
ベートーヴェンの「交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93」の第2楽章です。

(4)「夜鶯や鶉、カッコウの鳴き声が木管楽器で模倣される」は、
同じくベートーヴェンの「交響曲 第6番 ヘ長調 作品68『田園』」の
第2楽章です。 
ベートーヴェン自らが『田園』と命名した標題音楽です。    
$Ms.Violinistのひとりごと-ハイドン交響曲 驚愕 2Mov 冒頭










(Ende.オーケストラの舞台裏
 …名曲のナイショ話(第3夜) July 7, 2010)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."

人気ブログランキングへ