ヴァイオリンを奏でられる皆様は、楽器の健康状態について、
ちゃんと関心を持たれていらっしゃいますか。
楽器の健康管理(メンテナンス)は、毎日の基礎練習と共に
皆様が日々、ご自分の楽器とお過ごしになる中で、
いつも気遣いをしてあげたいものですね。
早くに楽器の病気(異変)に気が付けば、それだけ
病気からの回復も早くなりますから。
上手に調整された楽器からは良い音が出ますし、
長時間に渡って練習しても、疲れにくいのです。
ヴァイオリンを奏でる皆様向けの
"奏者がすべき保守"についてのレクチャーを
させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

#
第33回「弓の金属、特にフロッシュ(八角ネジ)の錆について。」
フロッシュに使われている部品が「銀」なのか
「洋銀」か、または「合金」なのかで錆に違いがあります。
特に洋銀製のフロッシュの場合には、
「錆びることは仕方ない」と考えるしかありません。
これらの錆は、毛替えの時にキレイに磨き直しますから、
普段は神経質になる必要はないと思います。
「でも、どうしても気になる!」
と言われる方もいらっしゃいます。
時々、自己流の方法によってこの部分を磨いてしまい、
結果的に弓をダメにしてしまう残念な方がおられます。
絶対に自己流の方法では磨かないようにしてください。
磨き方について、レクチャーさせていただきますが、
出来る限り、扱いに慣れた先輩について、
実際の作業を学んでから、着手されるのがベストです。
#
さて、よく見かける「間違った磨き方」は、
「酸」で磨いてしまう方法です。
ご本人は、弱い「酸」なので問題はないと
思っておられるようですが、
「酸」薬品は徐々に金属を腐食し続けます。
気がついた時には、取り返しがつかない状態です。
絶対に行わないようにしてください。
紙ヤスリで磨かれる方もおられますが、これもNGです。
金属に傷が付いて、さらに見苦しい状態になるのです。
特に、銀のフロッシュは柔らかいので、絶対にダメです。
#
「布製の磨き剤」
職人さんでない私たちが弓のフロッシュを手入れする
唯一の方法は、「銀磨き布」を使用する方法です。
これなら、フロッシュ以外の部分を
薬剤で傷めてしまう可能性は少なくなります。
この布の使い方のコツは、
ハサミで、切手ぐらいの大きさに整えてから使うことです。
そして、弓の毛など、対象以外の箇所には
可能な限り接触させないで磨くというのが大事です。
#
「「銀磨き剤」は…」
銀のカトラリーを磨く「銀磨き剤」というものがあります。
#
「磨き剤で磨く上での注意点」
「銀磨き剤」は液状とチューブ状があります。
いずれにしても、薬剤を布やペーパータオルに
染み込ませて使います。
でも、これで弓のフロッシュを拭こうとすると
薬剤が毛に付着したり、フロッシュの隙間や、
フロッグの隙間に入り込み、弓を傷めてしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか。
「銀磨き剤」で弓のフロッシュを磨くためには、
毛替えの時などに、分解して初めて可能になるのです。
職人さんでない私たちが液状、チューブ状の磨き剤で
フロッシュを磨くのは不可能と考えてください。
ただし、最初に言いました「布製の磨き剤」であっても、
「不安のある方は、手を出さないこと」が
最良と言えるでしょう。
「経験を積んだ方ほど、作業には臆病なものなのです。」
皆様が素敵なViolinライフを過ごされますように。
(Ende.レクチャー:ヴァイオリニストがすべき保守
(第33回) 「弓の金属の錆。」)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."

ちゃんと関心を持たれていらっしゃいますか。
楽器の健康管理(メンテナンス)は、毎日の基礎練習と共に
皆様が日々、ご自分の楽器とお過ごしになる中で、
いつも気遣いをしてあげたいものですね。
早くに楽器の病気(異変)に気が付けば、それだけ
病気からの回復も早くなりますから。
上手に調整された楽器からは良い音が出ますし、
長時間に渡って練習しても、疲れにくいのです。
ヴァイオリンを奏でる皆様向けの
"奏者がすべき保守"についてのレクチャーを
させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

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第33回「弓の金属、特にフロッシュ(八角ネジ)の錆について。」
フロッシュに使われている部品が「銀」なのか
「洋銀」か、または「合金」なのかで錆に違いがあります。
特に洋銀製のフロッシュの場合には、
「錆びることは仕方ない」と考えるしかありません。
これらの錆は、毛替えの時にキレイに磨き直しますから、
普段は神経質になる必要はないと思います。
「でも、どうしても気になる!」
と言われる方もいらっしゃいます。
時々、自己流の方法によってこの部分を磨いてしまい、
結果的に弓をダメにしてしまう残念な方がおられます。
絶対に自己流の方法では磨かないようにしてください。
磨き方について、レクチャーさせていただきますが、
出来る限り、扱いに慣れた先輩について、
実際の作業を学んでから、着手されるのがベストです。
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さて、よく見かける「間違った磨き方」は、
「酸」で磨いてしまう方法です。
ご本人は、弱い「酸」なので問題はないと
思っておられるようですが、
「酸」薬品は徐々に金属を腐食し続けます。
気がついた時には、取り返しがつかない状態です。
絶対に行わないようにしてください。
紙ヤスリで磨かれる方もおられますが、これもNGです。
金属に傷が付いて、さらに見苦しい状態になるのです。
特に、銀のフロッシュは柔らかいので、絶対にダメです。
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「布製の磨き剤」
職人さんでない私たちが弓のフロッシュを手入れする
唯一の方法は、「銀磨き布」を使用する方法です。
これなら、フロッシュ以外の部分を
薬剤で傷めてしまう可能性は少なくなります。
この布の使い方のコツは、
ハサミで、切手ぐらいの大きさに整えてから使うことです。
そして、弓の毛など、対象以外の箇所には
可能な限り接触させないで磨くというのが大事です。
#
「「銀磨き剤」は…」
銀のカトラリーを磨く「銀磨き剤」というものがあります。
#
「磨き剤で磨く上での注意点」
「銀磨き剤」は液状とチューブ状があります。
いずれにしても、薬剤を布やペーパータオルに
染み込ませて使います。
でも、これで弓のフロッシュを拭こうとすると
薬剤が毛に付着したり、フロッシュの隙間や、
フロッグの隙間に入り込み、弓を傷めてしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか。
「銀磨き剤」で弓のフロッシュを磨くためには、
毛替えの時などに、分解して初めて可能になるのです。
職人さんでない私たちが液状、チューブ状の磨き剤で
フロッシュを磨くのは不可能と考えてください。
ただし、最初に言いました「布製の磨き剤」であっても、
「不安のある方は、手を出さないこと」が
最良と言えるでしょう。
「経験を積んだ方ほど、作業には臆病なものなのです。」
皆様が素敵なViolinライフを過ごされますように。
(Ende.レクチャー:ヴァイオリニストがすべき保守
(第33回) 「弓の金属の錆。」)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."