今回は、イージーリスニング風に軽いタッチで、
お話したいと思います。
「あ、別に疲れてきてるわけじゃないんだからねっ!!」(笑)

えっと、《G線上のアリア》は、J.S.バッハのある作品から、
編曲されたものです。
さて、この《G線上のアリア》の原曲となっている
J.S.バッハの楽曲は、何でしょうか?

$Ms.Violinistのひとりごと-G線上のアリア(前半)スコア

それは"バッハの《管弦楽組曲第3番》BWV1068"です。
 
堂々とした第1曲の『序曲』につづいて奏でられる、
第2曲『エール(アリア)』が原曲です。

独立曲としての《G線上のアリア》は、独奏ヴァイオリンと
ピアノ、あるいは低音楽器をともなったチェンバロで演奏されます。
バス声部の高い音と低い音で交互に刻まれる下降音型に
弦楽で繊細な旋律(メロディー)が対位法的手法で、絡み合い
実に美しいハーモニーを作り上げています。
ヴァイオリンが常に旋律的に優位なのですが、内声部の
動きも、ヴァイオリンのメロディを補いながら進んで
ゆきます。J.S.バッハらしく対位法的な工夫が各所に
みられますが、全体としては和声的の一面もそなえ、
スコアリーディングしても、演奏しても、さらには、
鑑賞しても、飽きることない実に美しい名曲のひとつでしょう。
「原曲では、ヴィヴラート厳禁だけれども、《G線》は、
 それはもう、おもわず"ニンマリ"しちゃえるほどに
 ヴィブラートを掛け放題!! 艶やかなヴァイオリンの音色!!」(笑)

ちなみに、近年の演奏家で、私のオススメは《Sarah Chang》さん。
じつに、よく楽器を鳴らしてらっしゃいますよー。
思わず、聞き惚れてしまいましたー、ワタシ。
ご興味のある方は、是非にご鑑賞してくださいませ。
「おっと、私も頑張らねばっ!!」(私)

$Ms.Violinistのひとりごと-Air J_S_Bach Suite No3-2 スコア



(Ende.J.S.バッハの『G線上のアリア』(第1夜))
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."

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