ヴァイオリンを奏でられる皆様は、楽器の健康状態について、
ちゃんと関心を持たれていらっしゃいますか。
楽器の健康管理(メンテナンス)は、毎日の基礎練習と共に
皆様が日々、ご自分の楽器とお過ごしになる中で、
いつも気遣いをしてあげたいものですね。
早くに楽器の病気(異変)に気が付けば、それだけ
病気からの回復も早くなりますから。
上手に調整された楽器からは良い音が出ますし、
長時間に渡って練習しても、疲れにくいのです。
ヴァイオリンを奏でる皆様向けの
"奏者がすべき保守"についてのレクチャーを
させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

#
第27回「点検・調整の間隔」
●"点検・調整の間隔はどのくらいが適当?"
楽器の状態や演奏頻度、そして調整に求めるレベルによって
話は違ってきます。
具体的に「このくらいの間隔で」と、一概には言えません。
敢えて言えば、「楽器工房に嫌われない範囲で、頻繁に」が
理想の間隔です。
というのは、楽器の点検を頻繁に行うことによって、
ご自身が気づかない早期のうちに傷みを発見でき、
そのおかげで、お手当が軽くて済むからです。
でも、余りにも頻繁に楽器工房に出入りしていると、
楽器工房にとっては邪魔なので嫌われてしまいます。(^^;)ゞ
「賢い頻繁さ(!?)」を見極めることがコツなのかもしれません。
#
「賢い点検・調整方法」
例をあげて、お話したいと思います。
弦の1本が切れた時、それを楽器店や楽器工房に買いに行き、
「ついでに、この弦を張ってもらえますか?」
この場合、自店で買った弦を張ることを嫌がる店は無いと思います。
きちんとした職人さんなら、楽器の簡単な点検をしてくれますよ。
もちろん、Web店舗では、弦などは安く購入できます。
しかし、職人さんからの"学びの機会"を逃すことになります。
安さを目指すか、少々高くても、"付加価値"を求めるか。
最終的に、どちらが「お得」なのでしょう。
それは、ご自身でお考えくださいね。
#
「毛替えの時」
これも前述と同じ事です。
毛替えの時にはぜひ、楽器の点検もセットでお願いしては
いかがでしょうか。
弓だけを楽器工房に持って行き、そそくさと出て行くのは、
モッタイナイです。
都合が許せば、楽器を一緒に持っていって、
職人さんとお話をして、楽器を点検してもらってください。
毛替えや楽器の点検に加えて、知識も吸収できるますよ。
コミュニケーションを図ることが大切なんですね。
「毛替えのついでに…」という考え方でいけば、
点検・調整は最低でも半年~1年に一度はすべきでしょう。
楽器は、弾かずに保管しておくだけでも調整がくるったり、
楽器が傷みます。
最近、調整に出していない方は、
一度、点検・調整に出してみてください。
持ち主が思っている以上に、楽器の調整が必要なことも多いです。
楽器工房に、メンテに出して帰って来た楽器で音出ししてみて、
音の変化に驚かれたご経験はお持ちかと思います。
また、場合によっては、早急に修理を必用とする場合もあります。
その時には、職人さんとしっかりと話し合い、
どのような調整をすべきなのか、予算はどのくらいなのかを
事前に、しっかりと話し合ってください。
楽器だけを預けて、帰るような事はしないほうがいいですよ。
せっかく、楽器に詳しい職人さんが目の前におられるのに、
豊富な知識を学ばないでおくのは、やはりモッタイナイです。
最初こそ、無愛想なタイプが多い職人さんですが、
あなた様の楽器への愛情が分かれば、案外フレンドリーに
お話してくださいます。
「これは、私の経験からもお奨めです。」(^^)
皆様が素敵なViolinライフを過ごされますように。
(Ende.レクチャー:ヴァイオリニストがすべき保守
(第27回) 「点検・調整の間隔」)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."

ちゃんと関心を持たれていらっしゃいますか。
楽器の健康管理(メンテナンス)は、毎日の基礎練習と共に
皆様が日々、ご自分の楽器とお過ごしになる中で、
いつも気遣いをしてあげたいものですね。
早くに楽器の病気(異変)に気が付けば、それだけ
病気からの回復も早くなりますから。
上手に調整された楽器からは良い音が出ますし、
長時間に渡って練習しても、疲れにくいのです。
ヴァイオリンを奏でる皆様向けの
"奏者がすべき保守"についてのレクチャーを
させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

#
第27回「点検・調整の間隔」
●"点検・調整の間隔はどのくらいが適当?"
楽器の状態や演奏頻度、そして調整に求めるレベルによって
話は違ってきます。
具体的に「このくらいの間隔で」と、一概には言えません。
敢えて言えば、「楽器工房に嫌われない範囲で、頻繁に」が
理想の間隔です。
というのは、楽器の点検を頻繁に行うことによって、
ご自身が気づかない早期のうちに傷みを発見でき、
そのおかげで、お手当が軽くて済むからです。
でも、余りにも頻繁に楽器工房に出入りしていると、
楽器工房にとっては邪魔なので嫌われてしまいます。(^^;)ゞ
「賢い頻繁さ(!?)」を見極めることがコツなのかもしれません。
#
「賢い点検・調整方法」
例をあげて、お話したいと思います。
弦の1本が切れた時、それを楽器店や楽器工房に買いに行き、
「ついでに、この弦を張ってもらえますか?」
この場合、自店で買った弦を張ることを嫌がる店は無いと思います。
きちんとした職人さんなら、楽器の簡単な点検をしてくれますよ。
もちろん、Web店舗では、弦などは安く購入できます。
しかし、職人さんからの"学びの機会"を逃すことになります。
安さを目指すか、少々高くても、"付加価値"を求めるか。
最終的に、どちらが「お得」なのでしょう。
それは、ご自身でお考えくださいね。
#
「毛替えの時」
これも前述と同じ事です。
毛替えの時にはぜひ、楽器の点検もセットでお願いしては
いかがでしょうか。
弓だけを楽器工房に持って行き、そそくさと出て行くのは、
モッタイナイです。
都合が許せば、楽器を一緒に持っていって、
職人さんとお話をして、楽器を点検してもらってください。
毛替えや楽器の点検に加えて、知識も吸収できるますよ。
コミュニケーションを図ることが大切なんですね。
「毛替えのついでに…」という考え方でいけば、
点検・調整は最低でも半年~1年に一度はすべきでしょう。
楽器は、弾かずに保管しておくだけでも調整がくるったり、
楽器が傷みます。
最近、調整に出していない方は、
一度、点検・調整に出してみてください。
持ち主が思っている以上に、楽器の調整が必要なことも多いです。
楽器工房に、メンテに出して帰って来た楽器で音出ししてみて、
音の変化に驚かれたご経験はお持ちかと思います。
また、場合によっては、早急に修理を必用とする場合もあります。
その時には、職人さんとしっかりと話し合い、
どのような調整をすべきなのか、予算はどのくらいなのかを
事前に、しっかりと話し合ってください。
楽器だけを預けて、帰るような事はしないほうがいいですよ。
せっかく、楽器に詳しい職人さんが目の前におられるのに、
豊富な知識を学ばないでおくのは、やはりモッタイナイです。
最初こそ、無愛想なタイプが多い職人さんですが、
あなた様の楽器への愛情が分かれば、案外フレンドリーに
お話してくださいます。
「これは、私の経験からもお奨めです。」(^^)
皆様が素敵なViolinライフを過ごされますように。
(Ende.レクチャー:ヴァイオリニストがすべき保守
(第27回) 「点検・調整の間隔」)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."
