ヴァイオリンを奏でられる皆様は、楽器の健康状態について、
ちゃんと関心を持たれていらっしゃいますか。

楽器の健康管理(メンテナンス)は、毎日の基礎練習と共に
皆様が日々、ご自分の楽器とお過ごしになる中で、
いつも気遣いをしてあげたいものですね。
早くに楽器の病気(異変)に気が付けば、それだけ
病気からの回復も早くなりますから。

上手に調整された楽器からは良い音が出ますし、
長時間に渡って練習しても、疲れにくいのです。

ヴァイオリンを奏でる皆様向けの
"奏者がすべき保守"についてのレクチャーを
させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

$Ms.Violinistのひとりごと-E線について

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第16回「アジャスター」(1)
●"「アジャスター」の役割"
「アジャスター」の正式名称は
"チューニング・アジャスター"と言います。
(以下、アジャスターと呼称。)
その名の通り、チューニング(=調弦)をする時に、
ペグで調絃した後、補助的に音程の微調節ができる
ネジ状の部品で、テールピースに装着されています。
殆どの場合、E線だけに用いられます。
理由は、デリケートなE線は、ペグだけでは
音程の微調節が難しいためです。
また、すべての弦に「アジャスター」が付いた
"テールピース一体型"もあります。
これは、分数楽器(1/2、1/4、1/8、1/16)に
多く見られます。

$Ms.Violinistのひとりごと-アジャスター パーツ












●"「アジャスター」の操作のコツ"
E線の調絃は、ペグで正しい音程を出来る近づけた後、
「アジャスター」を使って微調整して音程を合わせます。
ネジを右に回せば音程が高くなり、
左に回せば音程が低くなります。

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ご注意していただきたいことがあります。
「アジャスター」は、あくまでも"補助的に"微調節で使い、
できるだけペグで調絃してくださいね。
ペグを使わずに最初から「アジャスター」のみで調絃をすると
各弦の張力バランスの違いにより駒を傷めたり、
万が一、駒が倒れた際に突き出した「アジャスター」の先で
表板を傷つけたり、最悪の場合は、柔らない木質の
表板を割ってしまうこともあります。
"「アジャスター」の先が大きく飛び出していないか"を
確認するよう、いつも調絃の際には必ずチェックする習慣を
つけてくださいませ。


皆様が素敵なViolinライフを過ごされますように。

(Ende.レクチャー:ヴァイオリニストがすべき保守
 (第16回) 「アジャスター」(1))
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."


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