付図は、「弦楽四重奏曲第77番ハ長調 Hob.III.77」の
第2楽章の主題です。
さて、作曲者はどなたでしょうか?

(1)J.ハイドン
(2)W.A.モーツァルト
(3)ベートーヴェン
(4)シューベルト

ヒント: "Hob."作品番号ですよ!


(↓J.ハイドンさまの
   弦楽四重奏曲第77番「皇帝」第2楽章 冒頭 です。。)
$Ms.Violinistのひとりごと-ハイドン 「皇帝」第2楽章 冒頭

















それは、「J.ハイドン」です。

1797年の作(あ、W.A.モーツァルトさまは…!?)。
付図の第2楽章は、ハイドンが作曲したオーストリアの祝歌
《神よ、皇帝フランツを守り給え》(*注)による変奏曲です。
変奏曲のスタイルはバロックのそれを踏襲していて、
変奏を行う声部に寄り添うに、《常に主題が他の声部》で
歌われています。

(注):原曲となっている
   《神よ、皇帝フランツを守り給え》は
   1797年2月12日に
   ウィーンのブルク劇場にて初演されています。
   この日は《神聖ローマ皇帝フランツ2世
   (=オーストリア皇帝フランツ1世)の誕生日》。
   この曲は、皇帝に献呈されています。
   現在は、《ドイツ(連邦共和国)の国歌》です。

○楽器構成
 第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ

○楽曲構成
 第1楽章 Allegro
 第2楽章 Poco Adagio; Cantabile
 第3楽章 Menuetto
 第4楽章 Finale. Presto


「この曲って、古今の弦楽四重奏曲の中でも
 おそらく名曲のひとつですよ。
 でも、最近では室内楽の演奏会でも
 なぜか、プログラムに載ることが減ってます。
 第1楽章の冒頭から、実に心地よく聴き進める。
 けれど、
 奏でるほうは意外と厄介。(皆様ご存じですから。)
 それがJ.ハイドンさまの良いところ。…かな?」(^^*)ゞ

(↓ヴァイオリンとヴィオラ。意外と大きさが違います。。)
$Ms.Violinistのひとりごと-ヴァイオリンとヴィオラ
























(Ende.音楽に栄光あれ!
 …国歌・讃歌と音楽家(第8夜) April 23, 2010)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."


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