「ローマ教皇庁の秘曲《ミゼレーレ(憐れみ給え)》」
《ミゼレーレ(憐れみ給え)》は、
ローマのシスティーナ礼拝堂の聖務週間で
定期的に歌われている典礼曲ですが、
その曲に宿るとされる霊性を保とう考えたローマ教皇庁、
及び教皇ウルバン8世の令で、門外不出の曲とされ、
写譜することを禁じられてきた秘曲中の秘曲です。
ところが、ある時、素晴らしい音感と記憶力に恵まれた
「神童」と呼ばれた天才的な音楽家によって、
全曲を覚えられた上、楽譜に記譜されてしまいます。
この音楽家とはどなたでしょうか?

(1)J.ハイドン
(2)W.A.モーツァルト
(3)J.シュトラウス2世
(4)グノー

ヒント:"神童"と呼ばれるだけのコトはあります。


(↓ミゼレーレ楽譜 冒頭部分)
$Ms.Violinistのひとりごと-ミゼレーレ楽譜 冒頭部分
















それは、「W.A.モーツァルト」です。

ローマ教皇庁と教皇ウルバン8世の令により、
秘曲中の秘曲となっていた
《ミゼレーレ(憐れみ給え)》でしたが、
1770年4月11日に、この秘曲を「聴く目的」で、
父レオポルトに連れられてシスティーナ礼拝堂を訪れた
当時14歳のW.A.モーツァルトさまが記憶し、
滞在中の宿の部屋で、楽譜に起こしてしまうのです。

《ミゼレーレ(憐れみ給え)》は、
今でもシスティーナ礼拝堂の聖務週間で
定期的に歌われます。

《絶対音感》と《記憶力》に自信のおありの方は、
是非にトライしてみてはいかがでしょうか。
W.A.モーツァルトの時代と違い、
現在では、ローマのシスティーナ礼拝堂まで
行かなくとも、音源はたくさん出回っています。
聴くのは簡単ですよ。

もし出来たなら、
それを特技に、携帯電話の着信音源制作の
バイトできるかも?

「…ごめんなさい。不謹慎な発言しました。」m(_ _)m

(↓W.A.モーツァルトの肖像画(14歳頃))
$Ms.Violinistのひとりごと-モーツァルトの肖像画(14歳頃)




















(Ende.音楽に栄光あれ!
 …国歌・讃歌と音楽家(第6夜) April 21, 2010)
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."


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