「協奏交響曲 変ホ長調 K.297b (Anh.C14.)」を忘れてはいけません。
ことモーツァルトの協奏交響曲ではヴァイオリンとヴィオラが活躍する
同じ変ホ長調(K.364)が圧倒的に知名度が高いですが、この管楽器が
管弦楽と、音楽のやりとりを行う「K.297b (Anh.C14.)」も私は好きです。
さて、ここで使われている管楽器の編成は?

それは、「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット」です。
独奏楽器が管楽器で響きが華やかなので、祝祭音楽のようですね。
私は好きですよ。
あ、もちろん「ヴァイオリンとヴィオラ」の協奏交響曲もいいです。
第3楽章の《主題と変奏曲》は、どこかで聴いたことがあります。
「ヴォルフィ! あなた、また流用したでしょ!!」。
しかし、この楽曲。作品目録番号(ケッヘル番号)に
《Anh.C14.01》が付いておりまして、
「疑作、偽作」の疑いがかけられています。
この曲の経歴を説明しますと、1778年4月、W.A.モーツァルトは
パリで《ジョゼフ・ル・グロ》からの依頼で
「フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンの協奏交響曲 変ホ長調」を
作曲します。しかし、なんとル・グロが紛失してしまったのです。
当然、作品も演奏されずに、報酬もなし。
W.A.モーツァルトもたまったものじゃないので、さっそくに父レオポルトに
手紙で苦情を書き連ねます。
「誰かの悪意のために公演を駄目にしてしまいました……」と。
「自筆譜」は、後世の音楽学研究にとって、貴重な第一次資料です。
「自筆譜」の紛失……、これは非常に痛い。
《ジョゼフ・ル・グロ》め! お陰で私も苦労してるんだぞっ!!
"By Ms.Composer."
「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットが各2部」は、
W.A.モーツァルトのものでいえば、
セレナード第10番 変ロ長調 K.361(370a)『グラン・パルティータ』
セレナード第11番 変ホ長調 K.375
セレナード第12番 ハ短調 K.388(384a)『ナハトムジーク』
以上、3曲が挙げられます。
編成はすべて、《管楽八重奏》ですね。
余談で申し訳ありませんが、
当時は、交響曲や歌劇のオペラ等が管楽器合奏に編曲されて
出版されていました。
アマチュアの音楽愛好家が、自分たちで気軽に楽器を持ち寄って、
楽しむ目的に出版社が目をつけたのです。

(Ende.M.A.モーツァルトの愉快ないたずら(第7夜))
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."

ことモーツァルトの協奏交響曲ではヴァイオリンとヴィオラが活躍する
同じ変ホ長調(K.364)が圧倒的に知名度が高いですが、この管楽器が
管弦楽と、音楽のやりとりを行う「K.297b (Anh.C14.)」も私は好きです。
さて、ここで使われている管楽器の編成は?

それは、「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット」です。
独奏楽器が管楽器で響きが華やかなので、祝祭音楽のようですね。
私は好きですよ。
あ、もちろん「ヴァイオリンとヴィオラ」の協奏交響曲もいいです。
第3楽章の《主題と変奏曲》は、どこかで聴いたことがあります。
「ヴォルフィ! あなた、また流用したでしょ!!」。
しかし、この楽曲。作品目録番号(ケッヘル番号)に
《Anh.C14.01》が付いておりまして、
「疑作、偽作」の疑いがかけられています。
この曲の経歴を説明しますと、1778年4月、W.A.モーツァルトは
パリで《ジョゼフ・ル・グロ》からの依頼で
「フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンの協奏交響曲 変ホ長調」を
作曲します。しかし、なんとル・グロが紛失してしまったのです。
当然、作品も演奏されずに、報酬もなし。
W.A.モーツァルトもたまったものじゃないので、さっそくに父レオポルトに
手紙で苦情を書き連ねます。
「誰かの悪意のために公演を駄目にしてしまいました……」と。
「自筆譜」は、後世の音楽学研究にとって、貴重な第一次資料です。
「自筆譜」の紛失……、これは非常に痛い。
《ジョゼフ・ル・グロ》め! お陰で私も苦労してるんだぞっ!!
"By Ms.Composer."
「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットが各2部」は、
W.A.モーツァルトのものでいえば、
セレナード第10番 変ロ長調 K.361(370a)『グラン・パルティータ』
セレナード第11番 変ホ長調 K.375
セレナード第12番 ハ短調 K.388(384a)『ナハトムジーク』
以上、3曲が挙げられます。
編成はすべて、《管楽八重奏》ですね。
余談で申し訳ありませんが、
当時は、交響曲や歌劇のオペラ等が管楽器合奏に編曲されて
出版されていました。
アマチュアの音楽愛好家が、自分たちで気軽に楽器を持ち寄って、
楽しむ目的に出版社が目をつけたのです。

(Ende.M.A.モーツァルトの愉快ないたずら(第7夜))
The author is "Ms.Violinist."
The verification is "Ms.Composer."
