窓の外の寒さを想う
あなたの瞳は暗い色。
ずっと話しかけているのに、
返すコトバもうわのそら。
ため息ばかりついていても、
春はやって来ないのに。
ねえ、スープ休憩しようよ！
暖まろう。わたしといっしょに。
*
お天気が良くないと、気持ちまで
ひきずられて冷え込んでしまいますね。
ついつい外出がおっくうになって、
一日をお部屋の中だけで過ごす。
窓から見える小さな景色だけで
なんだか、全てのものが凍えている気に
なっていませんか？
*
たしかに、窓のそばでは
お部屋の空気も冷えているし、
窓をたたく雨風は、お外に出ることを
ためらわせてしまう。
そんな日は、インドアで過ごしても、
いいんじゃないかな。
大切なご用時がなければ、あなたの事は
あなたが一番よくご存じなのだから。
*
雨は、まだ止みそうもないでしょ。
今を楽しむコトを考えようよ。
私も一緒に考えるから。
暖かいスープでも飲みながら、
ゆっくりと考えよう。
「この雨は、みんなが楽しい春に
想いを旅立たせるために降っている。
そう考えようよ！」
(ende.)
