進め、進め。お世話になった人が若くして亡くなった。 僕と同じように父親から会社を譲り受けたばかりで、これからという時だったのだが。 僕たちが生きているこの世の中には、想像を絶するほどの苦悩が存在するのだろう。 如何ばかりかでもその苦悩を分かち合えたなら…。 酒をあおりながら今更嘆いたところでその声はむなしく響くだけである。 僕は進もう。 今はそれだけ。 その人のためにも、一歩一歩進むしかない。