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私は理系で情報工学専攻です。
同級生にはプログラマーやシステムエンジニアも多いです。
プログラミングも学びました。
もちろんプログラミング自体は、私が学ぶよりもっともっと昔からあります。
最近、習い事としてプログラミングが人気ですね。
ご存知のとおり、小学校でもプログラミングが必須科目になることが決定しました。
ところで、プログラミングの本当の重要性はどこにあるか、ご存知でしょうか。
なぜプログラミングを必須科目にするのだと思いますか?
これ、ものすごく大事です。
実は
【プログラミングが出来る】こと
【プログラミング言語を知っている】こと
それ自体は重要ではありません。
プログラミングとは学びの手段のひとつにすぎません。
算数、社会、国語、音楽…などと同じです。
ではなぜ、ここで、プログラミングなのか?
プログラミングを通して、
ものが動く仕組みを
疑問に思うこと、
調べること、
考えること、
生み出すこと、
を目的としています。
「ここをこうしたら、こうなるんじゃないか。」という物事の構築方法を学ぶのです。
そして自分から学ぼうとする
主体性を身につけるのです。
これが今までの日本の受身教育と大きく違うところです。
本来、算数、国語、社会でも何でも、人生も仕事も主体性がなければいけません。
みなさんはスマホが何で動くのか気にしたことありますか?
何でタッチパネルで操作が出来るのか?
どうやってメールは送られているのか?
別に正解はわからなくてもいいのです。
しかし、疑問に思うくらいは必要です。
そこから全てが始まります。
しかし、
ほとんどの大人が考えていないのです。
だから、当然子供も考えない。
では、なぜ考えないのか?
それは日本の教育が受身教育だからです。
考える習慣がないのです。
トレーニングしていないからです。
別に先生の指示でも、上司の指示でもないので考えないのです。
これはテスト勉強でも同じことが言えます。
点数が取れる子は何をしているのか?
「テストまであと◯日。自分の苦手は◯◯。恐らく今回の範囲はこのあたり。前回の成績がこれ。ならばこのくらい前から取り組み、1日◯時間以上勉強しないといつもと同じ結果になる。」
「英単語はこうやったほうが覚えやすい」
と、テスト勉強のフローを構築し、工夫しているのです。
指示待ちではなくなります。
もちろん本人は無意識ですが、主体性があるのです。
【もし勉強すれば】
【もし勉強しなければ】
これはプログラミングそのものです。
このプログラミング的な考え方が出来るかどうかが大事なのです。
プログラムの命令文など、覚えていなくても検索すればいくらでも出てきます。
将来はコンピュータが勝手にコンピュータのプログラムをするかもしれません。
そうなればプログラマーは必要ありません。
「僕はプログラミングが出来るから勉強出来なくていい」
これは勉強嫌いなお子様が陥りやすい間違いなので気をつけましょう。
なぜ大学や高校の授業をアクティブラーニングに変えるのか?
小学校からプログラミングを導入するのか?
なぜ、こんなに主体性を磨くことに本気になったのか?
近い将来、本当に近い将来、
多くの仕事がAI、わかりやすく言えばロボットに変わるからです。
そのとき、国民の多数が受身だったらどうしますか?
半分の仕事が消えてなくなるということは、
新しい職業を生み出すチャンスです!
そのために、アイデアに満ち溢れた若い人材をたくさん育てたいのです。
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