昨日の続きです。
長年、私が関わって来た今日のお話に関係する
大人の趣味の生徒さん、指導者生徒さん達のケースです。
ここでは音大(音楽専門の勉強をしているピアノ専攻者=教育学部・短大・専門学校を含む)と大きく捉えておきます。
皆さん、とても熱心に勉強されています。
音大は出たがピアノ専攻以外
エレクトーンが専門で、楽典、音楽史、出版社の知識など、音大受験以前にソルフェージュとして学ぶ専門知識と、クラッシックのピアノ演奏法を学ぶ機会がないままピアノを教えている
音大のピアノ科出身だが、近代現代曲やフランス音楽をあまり(ほとんど?)弾いていない
国立大学教育学部音楽科、または国公立の教育大学を卒業、高校時代は受験ソルフェージュを私が指導しており、理解出来ている。でもピアノレパートリーは少ない。
ピアノグレードを取って教えているが、生徒が自分を追い越して教えられなくなってきた(と本人がおっしゃっている)危機感を感じて勉強されているエレクトーン出身の先生、
音大は出ていないけれど ショパンのエチュードが弾ける実力の大人の趣味の生徒さん、
今は他の仕事をしているけれど、いつかはピアノが教えられたらいいな〜(希望)、とおっしゃる趣味の生徒さん、
それらの経験から感じた事をお話ししますが、
受験の時点で、中学高校生の時から専門の勉強(ソルフェージュ)していますし、音大で更に踏み込んで勉強していますので、
専門の勉強をしていると、例え初期のバイエルやバスティン、ブルグミュラー1曲でも、”キラキラ星”にしても、
曲の捉え方、音楽史の観点からや、楽典や和声学に照らし合わせて分析をしながら弾くのが おそらくクラッシックの先生は自然に、無意識にしても行なっていると思います。
ピアノ専攻以外の方も、音大受験で勉強しています。
似た内容を話していらっしゃる(キラキラ星を例に)ヴァイオリニストさん動画を貼っておきます。
そのような専門知識がない場合は その差はどうしても大きいのですが、もし音大またはピアノ科を出たとしても個人差があるなぁと思います。
指導者になってからも、勉強したりレッスンやセミナーが受けられます!
また、
●ピアノのレパートリーが少なくステージ経験がほとんどいない
●他の専攻である管弦打楽器奏者との関わった経験がない
(これも音大を出ていたとしても個人差がありますが)
当教室でも微力ながら
このような問題を少しでも解決できるように、ステージ経験の為に発表会で<ホール、ステージで弾く>経験を積んだり、オーケストラや他の楽器への意識を持つように指導しています
エレクトーン出身者の場合は、クラッシック音楽の考え方と演奏法が根本的に異なりますので、また違った角度からクラッシック音楽について 楽譜の出版社選びにしてもお話ししています。
お伝えしないと、出版元が分からないネットからダウンロードしたコピーを持ってくる、作曲者別ではなく国内版の名曲集しか持っていない、と言う事が多々ありました。
もう1つ、「ここ弾きにくいですが、変えちゃっていいですか?生徒にも私変えちゃっているんですけど」
あきまへん
クラッシックは楽譜通りに弾いて下さい。(例外もありますよ)
ポピュラーとクラッシックの違いですね。
山本さんのブログの最後の締めくくりに、
「ほぼ趣味のように、お月謝の大半を勉強代に当てるのが嬉しくて、毎日ピアノを練習しないと具合が悪く、ステージでもたくさん弾いている、 または、今できていなくても、そうなりたいと思う方は、音大を出ていなくても大丈夫と言えるかもしれません。」
と書かれてます。素晴らしい文章だなと思い引用させて頂きました。
ステージでたくさん弾く・・・かなりハードル高いですよね。
でも、それが必要と分かっている人には分かります。
特に後半、深い意味が込められています
私はコンプレックスの塊だったゆえに、
卒業してからも今現在まで、何十年も勉強を続け、ようやく少しずつ形になってきましたが、全然まだまだです。
音大出ていなくても経営上手で生徒数が多い先生や、
人間的に魅力があり 子供たちをピアノを大好きにさせて下さる先生もいらっしゃいます。色々です。
私の友人もとてもピアノが上手な方がいます。今でもレッスンを受けに行き、本当によく勉強されています。
月謝を頂くその金額だけの価値がある指導を提供できていて、生徒が成長し、ご父兄にも喜ばれいるのならそれが理想ですね
こちらの動画はピアノではなくヴァイオリンの世界
私の生徒もヴァイオリン専攻がいます。
専門の勉強をしていると何が違うのかを説明していらっしゃいます
音大受験科目についても説明して下さっています。
※ヴァイオリンは ピアノや管楽器、声楽とはまた世界が異なります。
特に経済的に・・・・なので参考にどうぞ。
フミ子様は小学校から音楽家になる為にエリートコースを歩んでいらっしゃいます。
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<1分動画>吉川ピアノ・ソルフェージュ教室ご紹介
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