藤枝市のピアノ教室、吉川ピアノ教室です。
チャイコフスキーコンクールのライブ配信は、私も4年前から観ています。
本当に便利な時代になりました
相変わらず甘えん坊の我が猫がPC前に陣取ります。
第16回チャイコフスキーコンクールの結果です。
1位 カントロフさん(ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフのご子息で、日本でもヴァイオリンでお世話になった方も多いようです)
2位 藤田真央君とシシキンさん
3位 メルニコフさん、ブロバーグさん、イエメリャノフさん
4位 アンさん
5位、6位なし
ファイナルは チャイコフスキーのピアノ協奏曲を1曲、
その後に他の作曲家のピアノ協奏曲を弾くという、超ハードなコンクールです。
(オーケストラも大変)
真央君はチャイコフスキーピアノ協奏曲第一番、
続いてラフマニノフピアノ協奏曲第三番です。
(真央君の第三番との出会いは、この記事で書いています)
ちなみに、1位のカントロフさんは、2次もブラームスを選び、ファイナルもブラームスのピアノコンチェルト第二番。他の方と選曲が独特な感じがしました。
オーケストラとのコミュニケーション力も卓越していました。
作家恩田陸さんの直木賞小説「蜜蜂と遠雷」の映画版で吹き替え演奏をされていますが、音楽の神様が宿っているような、エンジェルが舞い降りてくるかのような音質でした。
チャイコフスキーコンクールでは、特にファイナルのコンチェルトではもっと硬質なダイナミックな音が求められているのかな、とも思いましたが、
ロシアのお客様を夢中にさせてしまう程の魅力的な演奏だったのだと思います。
また審査員の方々が高名なピアニストであり、彼の才能を認めて下さり祝福して下さったように思います。
発表を待つコンテスタントたち/審査委員長のデニス・マツーエフ氏はとても茶目っ気がある方のようで、発表前も和やかな雰囲気
私は詳しくはありませんが、審査員のうち3人のピアニストの方々は私もお名前を存じ上げていました。
審査委員長にデニス・マツーエフ氏(ロシア、ご自身もチャイコフスキーコンクール優勝者)
ネルソン・フレイレ氏(ブラジル、リストの孫弟子ルシア・ブランコ氏の指導を受けたそうです。アルゲリッチさんとお仲間ですね。)
ミッシェル・ベロフ氏(フランス、NHKピアノ講座でもおなじみで、前回ショパンコンクール優勝のチョ・ソンジン君の師匠です)
真央君の一番素晴らしいなと思ったのは、
受賞者が名前を呼ばれてステージに上がった時、車いすの審査員に 一番腰を低くしてきちんと顔を合わせてお礼を述べていたのは真央君でした。
Menahem Pressler氏も一番の笑顔で
こういう人柄もピアノには正直に出るものですね
前回のショパンコンクールで入賞したシシキンさん(水色セーター)も、真央君と同じ2位でした。
ショパンコンクール後も世界中のコンサートに飛び回っていらっしゃったようですが、皆さんお忙しい中で 情熱を持って準備してきた事が伝わりますね。
4年に一度の チャイコフスキーコンクールのピアノ部門が終了しました。
参加された皆さんお一人お一人が素晴らしいです
お疲れ様でした
私はゆっくり時間ができたら、他の部門(特にヴァイオリン)を録画で聴いてみようと思います。
チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトは小学校の時に前橋汀子さんが演奏されいるのをラジオ聴いて以来、大好きなのです
本選・ファイナルではチャイコフスキーピアノ協奏曲第一番を・・・・
お茶を飲みに舞台袖に戻り、その後
ラフマニノフピアノ協奏曲第三番を