[英語が苦手な男子校生&その父兄向]
苦手でも音読を習慣にせよ
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視覚認識に頼りすぎる男子学生
男子学生、特に男子校生が英語が出来ないことには理由があります。その際たるものが音読をしないという点です。
男子学生は何を学ぶにも視覚認識に頼ろうとする傾向が強くあります。数学は常に対象を凝視し、論理構造や図形を把握することが 重要になるためこれでよいのですが、言語は文自体にリズムがあり、それが文脈をなすため音読をしないと それが実感できるようになりません。
大概の英語の学校教材にはリスニングCDがついていますが、これを使って学習する男子校生は殆どいません。 驚愕の男子学生も同様です。面倒臭がってやらないためいつまでたっても状況が変わらない。
聞く耳を持たないことは強制させる必要がある
そのためclassoncloud(coc) でもその場で音読を強制し、半ば強引に経験を蓄積させていくわけですが(とは言っても習慣になれば楽しめるものでは あるのですが)、男子学生は女子学生よりも自分の世界に自閉する傾向が 元々強くあるため、得意な科目である数学をはじめとする科学よりの学びに多くのリソースを割く一方で、 文章を書いたり音読をしたり、その先にあるコミュニケーションそのものを軽視し、リソースを割こうとしない傾向が はっきりとあります。
これは音読に限らない話ですが、子供達が自称する「やりたいこと」は、あくまでその年齢・状況・能力の時点で つまり極めて短期的な視点で判断することであり、 社会経験が皆無である子供達に長期的な視点から判断することはありません。 将来異質な他者と協働するため、コミュニケーションの最低限のツールとなる言語の重要性を説いたとしても、 まず能動的にやろうとはしません。 学生の「自由な意思」を手放しに尊重していると取り返しのつかないことになります。
実際のところ、学部入学後の多くの男子校出身者は軒並み、
という沢山の声を今も昔も聞いています。それでも「受かるから」と、 その怠惰な姿勢を改められないのが彼らの不幸です
環境が怠惰な姿勢を肯定してしまう
得に男子校の場合、自分ひとりがそうであれば違和感を感じ、修正しようとするドライブがかかるはずが、 回りも皆一様にそうであるため、怠惰な姿勢を肯定されてしまい、成長しないまま大学生になってしまうと言う 笑えない構図があります(東大でも数学8割、英語4割程度で抜ける学生は沢山いますが、当然学部入学後は 授業を活かすことができず、成長がほぼ止まります)。
更に言えば力を入れているなり、 音声認識の重要性を明確に、かつ継続的に学生たちに言い聞かせる学校もさほど多くありません。 そこにいる人間もまた、偏りがあることが多く、 わが身を振り返っても偉そうな事はいえないと感じていることが多いためです。
好きなテーマの洋書を読もう
幸い言語は文化をなす根幹です。よって日常生活の中に溢れているものです。 英語の学習と言えば問題集と言う発想をしている時点で相当頭が固くなっています。オンラインジャーナルや ペーパーバックでも何でも良いのです。好きなものから手を出して読んでみましょう。
気に入ったフレーズやパラグラフを繰り返し読むことも効果的です。冒頭で記したとおり、 言語にはリズムがあり、そこには生活リズムが息づいています。書き手のそうしたリズムなり人となりを感じながら、 読み進めることができれば、無味乾燥な、受験指導から開放され、全く違う地平にたどり着くことが出来るでしょう。
classonclod(coc)ではproject itoh の虐殺器官(genocidal organ)を読んでいます。言わずと知れたSFのベストセラー でもあり、この冬に映画化が決まった作品ですが、ジャンル問わず手にとって見るのが一番です。
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