昔からよく使われる英文法の問題集

 

crown/new treasure / progress21

数学については先のエントリーで触れたので、併せて英語についても触れておこうと思います。 英語は数学と異なり、「独自性」を打ち出す傾向が強く、よく使われるこの3つも大分性格が異なります。

 

当たり障りの無い普通のcrown

crownは良くも悪くも普通の教科書です。脱力してる学校はこれを使うことが多いようです。英文もさほど面白みがある訳でもなければ、逆に言えば何となくでも消化できる程度の難易度でもあり、どの学校でも定期考査では丸暗記すれば点数になることが多い教科書でもあります。 教科書のせいではないでしょうが、定期考査が劣悪な問題になりがちな傾向は否めないと思われます。

 

heavyなnew treasure

Z会が一貫校向にだしている実質教科書扱いの教材がnew treasureです。速読英単語と重複している内容もあり、内容も充実していますが、分量がかなり重く、癖の強い文章も少なくない為、共立女子や江戸川取手と言ったかなり学校主導で叩き上げて行くところだと未消化で終わることも多いようです。 こなせれば予備校はあまり用は無いかもしれませんが、かと言って統語法等そこまでこだわった構成にもなっていませんから、若干理不尽なストレスがかかることもあるかもしれません。理系の学生に下手に与えると医志望の学生でも潰れます。

 

単語が難易度ごとにならんでいないプログレス21

プログレス21は文法を身につける教材なので高校の後半も使うようなものではないのですが、割と使われることが多い教材の一つです。構成はしっかりしていますが、ネイティブが編著のせいか、序盤から難易度に無理がある単語が並ぶことがあり、ここに疑問を感じます。 Z会treasure以上に頭が理系よりの学生に取っては使いづらいことこの上ないため、採用している場合はかなり注意が必要です。

 

序盤で躓き、畳み掛けられ、潰れないよう十分な注意を

所詮学校の傍用教材なので難易度は大したこと無いとは言えますが、英語は他の科目と違って中学からが入り口の科目で、癖のあるものや横滑りしやすいものを教材として与えられた場合、主にモチベーション面で悪い影響を与えることも多く、注意が必要です。 また多くの一貫校ではかなり巻いてこなそうとする傾向があるので、畳み掛けられた時に潰れないよう十分余裕を持つことが必要です。元々言語に向いていない学生は、ここで潰れる学生は山のようにいます。ClassOnCloudでもこうした学生に対する個別指導は提供していますから、どうぞご検討ください。


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