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次回の食事会は渋谷で17(木)18時からになります。

最近小林賢太郎の作品をまじまじと見る日が続いています。当初は佐藤雅彦先生との共通点が多く、単純に面白いと感じていたからなわけですが、最近は少し違う視点が生じました。

佐藤先生とラーメンズ小林賢太郎の共通点は、要素を極限まで分解し、積木のようにシンプルな要素で舞台や映像を組み立てることができること。また高い音楽性も保持しているように思います。佐藤先生は科学的だが、小林賢太郎は言語への意識が強い。両方統合できたら最強だと思うがそこまでのものは見たことがない。

本来学習塾というか教育は、それ自体舞台装置としての機能がまずあるべきで、それを通じて対話能力が徐々に補強され、哲学や思想が植え込まれた、優れた舞台装置で思考訓練を重ねることで、将来にわたる洞察もまた磨かれていきます。反面受験塾の類はコンテンツとしての教材なり問題を渡して評価して終わり、になっている。人間を見てないので哲学や思想も育たない。リベラルアーツ不在の安上がりな専門学校でしかありません。

要するに「厳しい親」は子供に哲学や思想も育たない機械になれと言っているにすぎません。そこで育つのは人間ではなく奴隷です。情報と知識を高速で処理できるようになれば、それがすなわち生産性に直結し、「正当な評価」を受けるであろうと大きな錯覚をしている。まずこれがわかっていません。それが通用した時代、すなわち高度経済成長期の大量生産・大量消費の時代はもう終わっていることに自覚がないわけです。なぜか?自分自身がそうした教育を受けてないので矛先を見失っているからです。

受験塾で評価され小躍りしている学生や親の愚かさはここにも顕れています。数値だけの評価ではリーダーシップは計れないと断言するハイフェッツの指摘を見落としている事実同様、量的な評価軸だけが人材評価につながると勘違いしているわけです。実際の仕事は高い生産性を生み出すために、ストーリーテリングの要素も、可視化・言語化されていない大事なことを見極め、顕在化させる力、つまり表現力も要求されます。しかし受験塾ではそんなものは身につきません。トートロジーになりますが、哲学も思想もそこにはないからです。

cocが対話ベースでの指導にこだわり、人物を磨きあげることを大事にしていることにはここにも理由があります。結果的に見てみれば、高い生産性を保持する人材を生み出すことになる。世に出て「成功」するためには、必ず深いレベルでの自分らしさを備えている必要があるわけです。


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