数オリの問題を扱った授業より。数学担当は鈴木と沈になります。
数研その他で学んでいる子に取っては常識のこの事実は、多くの女子校や共学の学生にとっては非常識とも言える事実です。
入試数学は非常に狭い分野から、限られた出題のされ方しかしません。出題分野、解答時間、採点基準などを加味していくと自ずとできることが限られてしまうためです。そのため頭も固くなっていけば、「入試数学はほぼ暗記。しかもやる価値のある問題は少ない」というのが、進学校の数研に属している学生の認識です。
対してそれ以外の層の学生にとってみれば、入試数学=できるだけ深く関わりたくない対象として認識されています。身も蓋もないことを言ってしまうとこの時点で勝負が決まっています。まず扱う対象が狭いにもかかわらず思考を巡らせることを煩わしく感じてしまっている、知的許容量の違いなり、それ以外のことに手を出さない姿勢が、逆に学力の伸長に歯止めをかけてしまっています。
本当に大事なことは入試数学の演習をやることではありません。cocで数オリや甲子園の問題を扱うのもその一つであれば、授業で線形代数や微分積分学に踏み込むこともよくあります。対象を一般化したり、頭を長時間使うことを要求される問題なり対象に労力を割くことで、それが高地トレーニングとなり、より柔軟な頭の使い方ができるようになるためです。
他分野で使われることが多い数学をメインに扱うこともあります。物理における群論や、情報科学におけるゲーム理論、経済学におけるゲーム理論その他です。数学科が扱う数学だけが数学ではありません。むしろ他分野でツールとして使われることが多い数学は実用性に富んでいて、その意味で楽しさを実感しやすいものがたくさんあります。しかし入試数学の枠に囚われて、その他すべてを「無駄」と判断している間はそのことに気づくことはできません。
才能が一番出やすい科目ではありますが、そもそも学び方なり学びの姿勢のレベルから間違っている学生はたくさんいます。そうした学生に対して、正当な学びを実践できてきたスタッフとの邂逅を通じて、認識の仕方そのものを改める場をcocは提供しています。
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