11/9のオンライン懇談会より。早稲田本庄の話にも触れました。

早慶附属は特に、中学入試でも「入ってから勉強しないから」と敬遠する家庭は多くいます。そして実際、進学校と比べると勉強はしません。それは受験勉強がどうのということではなく、という意味合いです。

進学校と比べるとその方向性の違いは顕著です。特に共学校についてはコミュニケーション能力が高めであり、また遊びなれていることが多いのも競争力となっていますが、反面知性へのrespectが低い傾向があります。これは褒められた話ではありません。

進学校も多くの問題を抱えていますが、特に男子校は妥協なく突き詰めて考え感覚を研ぎ澄ましていく力は素晴らしいものがあります。反面早慶附属の場合は、科学系の部活動があったとしても片手間であったり趣味の程度で止まる子が大半で、そこが競争力の源泉を提供する場として機能することはありません。SFCHSに至っては部活動すらなく、個人単位での活動となります。

これを見かねて学校側も妙に難しい学習を吹っかける傾向があります。具体的には大学の講師が兼任で高校の授業に入り、大学の内容を全員に指導する形です。特に全入の慶應や、早稲田本庄辺りがそうで、本人たちに軒並み動機があれば良いのですが当然それも期待できず、結局上から降ってくるものなので未消化であったり、理解が浅かったりと雑な捉え方しかしていないことが多くあります。

他方で最近では卒業論文を課すことで目的意識を持たせ、公式に成果物を提出させる場を設けるなどして、改善の傾向も見られるようです。

昔から早慶附属と進学校との間にある、非常に多くの偏見が笑えないなと感じています。互いに互いの良さがあるにも拘らず、互いをけなしては自身の属性を守ろうとする傾向があります。そして接点を得ようとすらしません。

cocは進学校と早慶附属をつなげる場としても機能させたいと考えています。それは授業でも同じです。受験があろうがなかろうが、学ぶ上で大事なことはどの科目でも同じです。そしてそれは同じクラスで同席していても共有できることがたくさんあります。中身を見ずに互いを揶揄し、鉤括弧付きの自分らしさを保とうとしても不毛です。


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