
次回の食事会は11/1@市ヶ谷で夕方になります。
JGOG&現役生が主な対象となり、現在7名程度となっています。
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未だにグローバル化が安易だなと思う最大の理由は、自身の中にある問題を環境のせいにしていることが多すぎると思うのが一番の理由です。
本当に大事な問題は可視化されていないところや、なんとなく日常生活の中で生きているだけでは感知できないような複雑な現象の中に潜んでいることが通常です。それを読み解く力を主に与えてくれるのが科学的思考なり、自国固有の文化なり、そこから発生する価値であると考えます。
すべての教育を通じてなすべきことは、自身の認識の仕方を掘り下げ、より多面的に対象を捉え、新たな価値を見出し、それを他者に伝えられるようになることです。
例えば僕が日頃訴えている文理のバランス、特に言語と計数の両立はそれが顕著に現れます。言語ばかりできていても何が実体を生み出すのかわからない。科学や技術に対する理解がなければその言葉が横滑りし、相手も何が大事なのかがわからなくなります。ありがちですが、英語はべらぼうにできるが紙がセルロースでできていると答えられない人間は文系で山ほどいます。顎が外れるほど笑えない認識力です。
数学ばかりやっていて、言語を軽視していることもまた異なる大きな悪影響を及ぼします。数学は科学を記す言語とは言えますが、そこに他者は存在しない。異性に対して下世話で卑猥な言葉を浴びせていることに無自覚な子が男子校に多いのは、単に免疫がないということのみならず、日頃から言葉が人を繋ぐという意識が大幅にかけていることに大きな原因があると言えます。
数学は論理的に豊かな構造なり世界は広がっていますが、孤独に満ちた人間関係の砂漠が無限に広がっているとも言えます。人間所詮一人では生きていけません。科学を通じて価値があると自身が認めるならば、それを言語化し他者にその価値を伝え認めさせる行動が必ず必要になります。
昨日の授業の後、しおとも話していましたが、ざっくりというと、数学>物理>化学>生物の順番でtangibleな価値を生み出せるようになっていくとは思います。つまり市場価値がつきやすい。とは言え理科もまた連続的な学びが要求されるものであり、各分野で障壁を立てること自体がその理解を妨げることになり、従って数学をやっている人間が他分野に理解を示せなければ結局確実された自分の世界だけで生き、また迷子になるとも言えます。
大事なのは今目の前に転がっている価値体系なり制度・慣習にひたすら順応することではなく、認識の仕方を多方向に研ぎ澄まし、対象や現象を見抜ききる力を養うことだと思います。それができて初めて新たな価値を生み出せるようになる。これも日頃から言ってることですが、自分一人・仲良しクラブのお友達同士が「勝ち組」になっても、周辺に広がるその他大勢人たちの豊かさが底上げされなければ何の意味もありません。技術革新と経済政策運営だけが豊かさの底上げをもたらします。大事なのは私的な利益を拡大することに奔走するのではなく、それを支える公的な環境を豊かにすることであり、そのための基盤を作れる人間、つまりエリートを育てることだと考えます。
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