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男子校と較べるとかなり見劣りする女子校の理系科目のカリキュラム


男子校と女子校、あるいは共学と女子校との違いは色々ありますが、その大きなものの一つが理系科目、特に数学のカリキュラムの弱さです。

首都圏では櫻蔭・豊島岡が、関西圏では神女辺りが理系への進学に定評がありますが、そのカリキュラムの蓋を開け、灘・筑駒辺りと較べると、やはり大分落差がある事を知る事になります。恐らく内情を知らない父兄はその事実に愕然とする事でしょう。

上位の女子校ですらこの現状ですから、中堅以下となると目も当てられない事は多々あります。中堅以下の女子校では、例えば東大進学者数で見ても、軒並毎年一桁程度と寂しいものにあるのが現状ですが、学ぶ内容の深さや練度からしてみても当然の結果とも言えます。

科学オリンピックと聞いただけで震え上がってしまう



例えば上位の男子校では多い科学オリンピックの受賞者は、女子校では先ず名前は並びません。科学オリンピック、特に数学オリンピック等は、その名前を聞いただけで腰が引けてしまう女子校生が殆どでしょう(実際に問題を見てみればそんな事も無いと言う事は分かるものなのですが)。

machine化・小粒化してしまう多くの女子校生



このため殆どの女子学生は理系科目の学習の軸を受験塾でのそれに置く事になります。勿論何でもかんでも弱いと言う訳ではないですが、やはり数学・物理をはじめとする解析を中心とする科目に関しては塾頼りになる事が通常です。

通常「理系に強い」女子校の学生は、対象そのものに関心を強く持ち、深く掘り下げて行くと言う学び方はしません。その殆どは医学科に通る為の方便として、その目的から逆算する形で「効率よく」学ぶ事に主眼が置かれます。勿論この背景には医師をはじめとする専門職の子息である事が多い為です。

確かに職業訓練校に嵌れればそれで良しとする基準で見れば、この見方は一見合理的です。しかし対象そのものを見抜く力を磨く事を二の次にし、とにかく嵌る事に特化している為、所謂machine化しやすいのも上位の女子校の特徴と言えます。

理解の深度で美的感覚のレベルからその後の成長幅に至るまで差異が出てしまう



例えばカリキュラムが弱いとどう言うことが起こるのでしょうか。

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具体例を挙げても伝わりづらいものがありますが、テイラー展開を女子学生に伝えてみても、なんでわざわざこのような「受験の役に立たない」ものを学ぶのか、で終わってしまう事が通常です。他方でネイピア数や三角関数で表される無理数を、多項式展開で加速度的に近似出来るとは何と実用性の高い強力なツールなんだろう、と感じられる男子校の上位の学生とでは、やはりその後進学するに当たっても、あまりにsenseに開きがありすぎて、成長幅も大差が出てくるであろう事は明白だとも言える訳です(最悪、この両者の違いすら何の話か分かっていないとする女子学生が大半かもしれません)。

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指導要領に乗っている数学Ⅲにおいてもこのような差がでます。近年ではプログラミング(アルゴリズム)に関わりの深い離散数学、特にグラフ理論辺りを自主的に学ぶ高校生は増えていますが、女子校が現状路線を維持するのであれば、もはやカリキュラム外となると「受験の役に立たない」ものと峻別し、より汎用性の高い、本来の意味でアカデミックなメタ概念の習得を自ら切り捨てる事を加速する、という事につながってしまいます。

俯瞰的思考と長期にわたる展望を大切に



男性と較べて女性は所謂パーソナルスペースが狭いと言われています。それは恐らく理系科目に対する認識の仕方においても同様で、方便で学べば学ぶ程、その世界観は狭くなって行く事を意味しています。保護者の皆さんからすれば取りあえず受かる事が全て、と反論が来る事は容易に想像されますが、それに固執するあまり、長期にわたる展望と原石を大きくすることを放棄してしまっているとも言える訳です。

class on cloudでは真の意味で理系に強い指導陣が揃っています。科学オリンピック受賞者も多数在籍しています。女子校生の皆さん・女子校に我が子を通わせる保護者の皆さんには、是非一度ご検討頂ければと考えています。


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