自分が担当したからには「あなたに接客してもらってよかった」
と思ってもらえるものを1つでも提案したいという気持ちが
私にはありました。
たとえば、ソファを買いに来た方には、そのソファに合わせて
どんな絨毯にしたら、もっと部屋が素敵になるのかを提案します。
ご来店いただいたお客さまに、
少しでもよい思いをして帰っていただこうという提案を心がけました。
「このソファに合わせて絨毯を買うときは、こんな選び方をすると素敵ですよ」。
そんな情報提供をできるだけたくさんしようと思っていました。
「あなたでよかった」
という一言が聞きたいという気持ちを強く持っていました。
インテリアの仕事に就く前には、
いろんなお店でさまざまな家具を見て歩くのが楽しみでしたが、
そんなとき、店員は個別の家具に関する説明はしてくれるのですが、
インテリアをトータルで美しくするという視点からの提案は
あまりなかったように思います。
私が心がけたのは、そこでした。
もちろん、提案によってプラスアルファのものを買っていただく
という狙いもありました。
お客さまに喜んでいただくのが7~8割で、
売上げをあげて会社に貢献したいというのが2~3割でしょうか。
ソファを買ったお客さまのケースで、悪い提案、良い提案の具体例をあげてみます。
販売員「カーテンもいかがですか?」
お客さま「いや、けっこうです。カーテンは間に合っていますから」
もちろん、これは悪い例。よい例は、
販売員「このソファにどんなカーテンが合うかお教えしますから、
いつかカーテンを買うときの参考にしてください」
お客さま「あ、ぜひ教えてください」
こんな会話からお客さまをカーテン売り場にお連れし、
「こういう色が合うんですよ。なぜかというと・・・」とお話しました。
明日につづきます。また読んでくださいね
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