仕事を探す人は二種類います。
「会社を探す人」と「職業を探す人」
自分は「天職」と呼べる仕事につきたかった。
だから、会社はどこでもよかった。
私は、職業を探して、その仕事ができるところとして
1年後に大手家具店で働くことになりますが、
『自分のやりたい仕事はインテリアの仕事であって、
単なる家具の販売ではない』
この思いは、仕事をするうえで大きな支えとなりました。
大手家具店で働くようになったのは偶然でした。
インテリアの専門学校に通っていたある日、
たまたま乗車したバスの通り道に家具屋さんがあって、
そのショーウィンドウに憧れのデザイナーズチェアが
飾ってあるのが見えました。
「あれ、欲しいな」と思い、バスを降りてお店に入りました。
お店には他にも素敵な輸入家具が数多く並んでいました。
以前からインテリア雑誌で見て、ずっと憧れていたような
素敵な家具がたくさん置いてありました。
『あ~、こんな所で仕事ができたらどんなにいいだろう』
そんな思いが急に湧き上がり、そばにいた店員さんに聞いてしまいました。
「あのう、こちらで今、従業員を募集していませんか?」
店員さんは驚いた顔をしながら
「正社員は募集していませんが、インテリアコーディネーター(IC)の
資格を持った人なら契約社員ですが募集していますよ」
と教えてくれました。
家に帰ってすぐに履歴書を書きました。
その時はまだICの資格を取得していませんでしたが、
働きたい気持ちを抑えられませんでした。
「資格はまだありませんが、やる気だけは誰にも負けません」
と履歴書の最後に書き添えました。
それから毎日、郵便入れを期待して開けるのですが、
2ヶ月経っても会社からは何の連絡もありませんでした。
諦めかけたときに、面接の知らせがありました。
契約社員の採用とは思えないほど厳しい面接を2回経て、
私は週2日、土日だけ働くパートのアドバイザーとして
採用されました。
週2日であろうと、パートであろうと、
憧れのインテリアの仕事に就くことができた喜びで
いっぱいでした。
『パートでもなんとかなる、
頑張っていれば、きっと道は開かれていく!』
この時も根拠のない自信が励ましてくれました。
後で知ったことですが、その頃は応募者が非常に多く、
パートといえども、採用率は1割ほどだったそうです。
資格がない自分を採用してくれた会社に強く恩を感じました。
『この人を採用してよかったと、会社から思ってもらえるよう
一生懸命に働こう!』
そう決心しました。
・・・・明日からは大手家具店での奮闘ぶりを書いていきます。
また読んでくださいね
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