売ろうとするのではなく、
マザー・テレサのように、目の前の人の役にたつ事だけに徹しよう!』
そう心に誓った翌日、
私はいつものように1軒の見知らぬお宅の前に立ちました。
でも、相変わらず震えています。
『震えていてはダメ!どうどうと自信を持って話さなくちゃ』
震えを止めるために、目をつぶりイメージしました。

『ドアの向こうにお肌にずっと悩んでいる方がいる。
いろいろな化粧品を使っても肌に合わなくて困っている。
私がぴったりの化粧品をお勧めして、
その方のお肌はツルツルにきれいになる。』
具体的に様子を思い浮かべ、イメージをもっと膨らませます。
『その方は私に向って、
坂本さんに会えてよかったわ。
あなたのお陰で肌がこんなにきれいになれた、
ありがとう
そう笑顔で言ってくださる』
と、感謝されているところまでイメージしました。
すると、
『よし! 伝えなきゃ!!
私が伝えなければ、ドアの向こうにいる方はずっとお肌に
悩み続けることになる。私が伝えなくて誰が伝えるの!
お役に立たなくちゃ!』
身体の奥から使命感のようなものが湧きあがってきて
震えが止まりました。
そして初めてインターホンを力強く押すことができました。
ピンポ~ン!!
奥から「はーい」と声がしました。
「こんにちは~!!
この辺りを回ってます、化粧品会社の者です。
皆様に試供品をお渡ししています。
お使いになってみませんか?」
どうどうと大きな声を出しました。
すると「は~い、ちょっとお待ちください」
と明るい声が聞こえ、ドアが開きました。
今まではドアが開くと一方的にベラベラ、ベラベラと
話したいことだけを話していましたが、
この時は違っていました。
ドアを開けてくださったことに感謝しながら、
『この方は、どんなことにお困りなのだろう?
どうしたらこの方をお幸せにできるのだろう?』
という思いでいますので、自然と質問が出てきます。
「今、どのようなモノをお使いですか?」
「その化粧品のどういうところが気にいっているのですか?」
「もっとこうなりたいという希望はありますか?」
するとお客様は警戒心をまったく見せずに笑顔で答えてくださいます。
そして、
「あの、良かったら、中で話を聞かせてください」
と、なんとリビングでお茶とお菓子まで出してくださいました。

楽しく会話しているうちに自然と商品が売れました。
次のアポイントも難なく取れました。
そのお宅を出たときに、私の心は温かく、
何とも言えない充実感がありました。
売れたことより、お役に立てた喜びでいっぱいでした。
・・・・・・・・明日も、また読んでくださいね

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