早朝、渋谷駅前を掃除して | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

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株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

早朝、渋谷駅前の清掃活動に参加した。


モリ・クミの「おもてなしのある風景」


実は以前から公共の場を自主活動で掃除をする人々

のことが気になっていた。


自分もしてみたいなぁと思いつつ

一人では恥ずかしくてなかなか出来ずにいた。


幸い、3月から通い始めた倫理法人会の

経営者モーニングセミナーの一環で

渋谷駅前の掃除に参加。


仕事の打ち合わせが控えているので、ビジネススーツで、

軍手をしゴミ袋を持って、ハチ公前広場を箒で掃く。



モリ・クミの「おもてなしのある風景」


最初は人の目が気になって少し恥ずかしい。

下を向いたまま掃除をする。


掃除をしてみると、煙草の吸殻が多いのに驚く。

それから、道路にへばりついたガムはナカナカ取れない。

得体の知れないグチャッとしたゴミを片付ける時は

ちょっとつらい・・・・・



10分もすると、何だか清々しい気分になってきた。


掃除することで、自分の心が掃き清められていく感じ・・・・・


溝のゴミ取りをしている時に、通りがかりの質素な服装の

おばあさんが、じっと私たちを見ていた。


そして、突然、持っていた傘で私たちと一緒に

溝のゴミを集め始めた。


腰が90度近く曲がっていて、年齢は80歳前後だろうか。


手伝ってくれていることにお礼を言おうと
話しかけたのだが、何も答えてくれない。


目も合わせず、無表情のまま黙々とゴミをかき集めるおばあさん。


それが終わると、おばあさんは雑然としたゴミ置き場に行き、

幾つものゴミ袋を開いて、ゴミの分別をしながら片づけていく。


一見、ゴミをあさっているように見える姿だが、実際は片づけて

いるのだ。それも素手で。


ゴミ置き場を綺麗にし終わると、何事もなかったように

傘を杖にして歩いて行ってしまった。


あの方は何物なんだろう・・・・


「ああいう方は、とんでもないお金持ちだったりするんだよ」


一緒に掃除をしていたある有名企業の経営者がつぶやいた。


そのおばあさんことは衝撃だった。

自分の行為がすごく表面的に感じて恥ずかしくなった。


街を歩くビジネスマン、ガードレールに座って携帯をする若者・・・


普段見慣れた風景がこの朝は少し違って見えた。


これからもできるだけ続けようと思う。

その前に、自分の家ももっと綺麗に掃除しなくちゃ^0^;


貴重な機会を与えてもらえたことに感謝虹