○腸活で整えるメンタルバランス○
40~50代になると、気分の波やイライラ、落ち込みを感じる日が増えることも。
この時期の心のゆらぎには、女性ホルモンの変化、睡眠不足やストレスなどに加えて、
腸内環境の変化が関わっている可能性があるといわれています。
腸と脳は、自律神経やホルモン、免疫、腸内細菌が作り出す物質などを通じて、
互いに影響し合っていて、この関係は「脳腸相関」とよばれます。
そして、心の安定にも関わる神経伝達物質のひとつが「セロトニン」
体内にあるセロトニンの多くは腸に存在しますが、
腸で作られたセロトニンがそのまま腸に届くわけではありません。
腸内環境は、神経や免疫、代謝物などを介して心身の状態に関わると考えられています。
■心を整える食事・3種類
腸内細菌を食事面から支えるうえで重要なポイントが、
「発酵食品」「食物繊維」「たんぱく質」の3つです。
この3つはそれぞれ異なった役割を持っており、互いを支え合う関係にあります。
発酵食品には乳酸菌や酵母などの微生物が含まれており、
腸内細菌の集まりである腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスを整えます。
一方、食物繊維は善玉菌のエサになり、分解の過程で短鎖脂肪酸が産生。
腸内が弱酸性に保たれることで、腸のバリア機能を支えます。
そして、たんぱく質にはセロトニンの材料となるトリプトファンが含まれ、
腸で吸収されたトリプトファンは脳へと運ばれ、セロトニンの合成に使われます。
この3つを組み合わせて摂取することで、腸内環境の土台作りにつながるのです。
■忙しくても続けられるシンプル腸活術
特別な準備を必要とせず、発酵食品・食物繊維・たんぱく質を食事にとり入れるだけで
カンタンに行える腸活術を3つご紹介。
・朝ご飯に発酵食品をひとつプラス
ふだんの食事に、納豆やヨーグルト、みそ汁などを1品加えるだけでも、
腸内環境へアプローチすることができます。
忙しい朝でもムリなくプラスできることがポイントです。
・みそ汁を具だくさんにする
いつものみそ汁に、わかめやきのこ、根菜などを加えるだけで、
「発酵食品」+「食物繊維」という最強のコンビができあがります。
みそ汁は海藻、きのこ類、根菜類どれとも合わせやすく、
具材を変えながら楽しめることも、続けやすいポイントです。
・間食をナッツや小魚におきかえる
おやつを甘いお菓子からナッツ類や小魚におきかえると、
たんぱく質と食物繊維を同時に補うことができます。
さらに、かみごたえもあるので、空腹を紛らわせるのにも役立ちます。
小分け商品なら、食べ過ぎも防止できます。
腸内環境と心の状態には深いつながりがあります。
まずは発酵食品や食物繊維、たんぱく質を積極的に摂取しながら、
ムリのない範囲で続け、心のゆらぎと向き合っていきましょう。
