◇『大腸がん』になりやすい人の5つの特徴◇
大腸がんは、大腸(結腸や直腸)にできる悪性腫瘍です。
日本では高齢化や食生活の欧米化に伴い、年々患者数が増加しています。
特に注意すべきは、女性におけるがん死亡率で第1位という点です。
大腸がんは、進行するまでほとんど症状が現れません。
そのため、定期的な検査を受けることが非常に重要です。
次のような方はリスクが高いため、特に注意が必要です。
・50歳以上(ただし30~40代での発症も増加中)
・家族に大腸がん患者がいる(遺伝的リスク)
・脂肪分や加工肉中心の食生活(野菜・食物繊維不足も危険)
・飲酒・喫煙習慣がある
・運動不足・座りっぱなしの生活
こうした生活習慣や環境が重なると、リスクはさらに高まります。
進行すると、腸の狭窄や閉塞により便やガスが出にくくなり、
激しい腹痛の症状などがあらわれます。
また、慢性的な出血による貧血や原因不明の体重減少が見られることも。
さらに、肝臓や肺などへの転移リスクもあり、発見が遅れるほど治療は難しくなります。
■定期検査が早期発見のカギ
大腸がんは、以下の2つの検査方法によって早期に発見することができます。
・便潜血検査
便に血が混じっていないかを調べる簡易検査。
痛みもなく、短時間で済むため、定期的な検査に適しています。
・大腸内視鏡検査
内視鏡を使って大腸全体を直接観察する検査。
ポリープやがんを発見し、その場で組織を採取したり切除したりすることが可能です。
最近では、鎮静剤などを使用してリラックスした状態で受けられるようになっており、
「思ったより楽だった」という声も多く聞かれます。
理想的には年に1回、少なくとも2年に1度は検査を受けることが推奨されています。
なお、会社の健康診断では大腸の検査が含まれていない場合もあるため、
個別に内視鏡検査を受けることをおすすめします。
■生活習慣を意識することが大切
大腸がんは初期の自覚症状が出にくく「沈黙のがん」とも称されるため、
定期的な検査による早期発見が何よりも命を救うカギとなります。
あわせて、この病気は日々の生活習慣を見直すことでも予防につなげることができます。
・野菜や果物、海藻、発酵食品などを積極的に食べ、食物繊維をしっかり摂る
・脂っこい食事や加工肉の過剰な摂取を避ける
・1日30分程度のウォーキングなど、適度な運動を習慣にする
・タバコを控え、お酒の量に気をつける
こうした毎日の小さな積み重ねが、将来の健康な体を維持することにつながります。
特に40歳以上の方や、血縁者に大腸がんの経験者がいる方、
最近便通の変化が気になっている方は、
大切な体のためにぜひ一度検査を検討してみてください。
