◆全粒粉パンの落とし穴◆
多くの人は「パン」を太る食品と考え「全粒粉パン」は健康に良いと思っているでしょう。
しかし、全粒粉の含有量が低い全粒粉パンが多く、無条件に健康だというのは誤解。
本物の全粒粉で作られた食品は健康に良いことは事実です。
全粒粉は、穀物の皮と胚芽を取り除かずに丸ごと挽いた小麦で、
消化速度が遅く血糖がゆっくり上昇します。
また、ビタミンB群や食物繊維、ミネラル含有量が高い。
全粒穀物の摂取量が多い人ほど2型糖尿病のリスクが低かったという研究結果も。
また、全粒穀物の摂取が心血管疾患のリスクを低下させることも分かっています。
■本物の全粒粉パンを選ぶには原材料名の確認が必要
市販の全粒粉パンの中には茶色でも全粒粉の含有量が低い製品があります。
実際にはカラメル色素、糖蜜、モルトなどを使用して色を濃くした製品がこれに該当。
したがって、最も多く使用されている原材料が全粒粉であるか、
その比率はどの程度かを確認する必要があるのです。
糖類と飽和脂肪の含有量も注意すべき点です。
味を出すために砂糖やバター、シロップなどの材料を多く使用することがあり
糖類と飽和脂肪の含有量が多いとカロリーが高く、血糖も急速に上昇します。
■全粒粉含有量が低い全粒粉パンは慢性炎症に不利
全粒粉の含有量が低い全粒粉パンは、一般の白パンとあまり変わりません。
しかし、健康的だと誤解して多く食べると血糖が繰り返し急上昇し、
インスリン抵抗性と慢性炎症を引き起こす可能性があります。
つまり、全粒粉パンの重要なポイントは「どのような原材料が使われているか」
健康のために摂取する場合は、
全粒粉の含有量と栄養成分表示を必ず確認することが推奨されます。
