◆脳梗塞になりやすい人◆
脳梗塞という言葉を聞くと、手足の麻痺や言語障害など、
はっきりとした症状が思い浮かびます。
しかし「隠れ脳梗塞」は、その名の通り症状がほとんど現れず、
気づかないうちに脳の血管が詰まってしまう状態のことを指します。
本人にはわかりにくく、健康診断のMRI検査などで
偶然に見つかることも少なくありません。
この隠れ脳梗塞も将来大きな脳梗塞のリスクを高める可能性が指摘されています。
隠れ脳梗塞の基礎知識と、なりやすい人の4つの特徴をご紹介。
■見逃されがちな脳の小さなトラブル
隠れ脳梗塞は、通常の脳梗塞よりも症状が軽いため発見されにくいのが特徴です。
脳の細かい血管が詰まることで、小さな病変が散在します。
これらは自覚症状がほとんどないか、
ごくわずかな軽い症状(軽度のめまい、ぼんやり感など)に
とどまる場合が多いとされています。
しかし、隠れ脳梗塞があることは将来の大きな脳血管障害につながる可能性があるため、
無視できない問題と考えられています。
また、隠れ脳梗塞は認知機能の低下や軽度の運動障害に影響する場合もあり、
症状が出なくても健康へのダメージが少しずつ積み重なることが懸念されています。
■隠れ脳梗塞になりやすい特徴
・高血圧の人
血圧が高い状態が続くと、脳の細い血管にも負担がかかり、
詰まりやすくなる可能性があります。
実際、高血圧は脳梗塞のリスクファクターの一つとして多く指摘されています。
・糖尿病を持つ人
糖尿病は血管の健康に影響を与えやすく、動脈硬化を進行させることが知られています。
これにより脳血管にも影響が及びやすくなると考えられているため、
隠れ脳梗塞の確率が上がる傾向があるようです。
・高齢者
加齢に伴い血管の弾力性が低下し、硬くなった血管は血流が悪くなりやすいため、
隠れ脳梗塞になりやすいといわれています。
60歳以上の人に多く見られる傾向が示されています。
・喫煙や飲酒の習慣がある人
喫煙は血管を収縮させ動脈硬化を促進しやすいため、
隠れ脳梗塞のリスク増加と関連付けられている場合があります。
また、過度な飲酒も血圧の変動や
血液の状態に影響を与える可能性があるため注意されています。
■隠れ脳梗塞との向き合い方
隠れ脳梗塞は気づかずに進行してしまうこともあるため、
自分の体の特徴や生活習慣に目を向けてみるのもひとつの方法です。
特にご紹介した4つの特徴に当てはまる方は、
定期的な健康チェックを受けることで早期発見につながるかもしれません。
また、血圧のコントロールやバランスの良い食生活、
適度な運動は血管の健康維持に役立つことが多くの研究で示唆されています。
隠れ脳梗塞の存在を知り、日々の健康に少し意識を向けることは、
将来の大きな脳血管障害リスクの軽減につながる可能性があるでしょう。
