◆代謝を上げているつもりで下げてしまう習慣◆
「代謝を上げたいから、頑張って動く」「食事を減らして体を軽くする」といった習慣、
実は逆効果になっているかもしれません。
代謝は“気合”で引き上げられるものではなく、体の状態に合わない行動を続けるほど、
むしろ代謝は下がりやすくなります。
良かれと思って続けている「代謝を上げるつもりで下げている習慣」についてご紹介。
■「たくさん動くほど代謝が上がる」は思い込み
運動量を増やせば代謝が上がる。そう信じて無理を重ねていませんか?
実は、体が冷えたまま動いたり、疲労が抜けない状態で運動を続けたりすると、
体は「これ以上消耗しないように」と省エネ方向へ傾きやすくなります。
その結果、動いているのに体が温まりにくい、
汗をかきにくいといった感覚が出てくることも。
代謝を上げたいときほど大切なのは、量より「動けるコンディションが整っているかどうか」
呼吸が浅い、肩やお腹がこわばっている状態では、
筋肉や血流が十分に働きにくく、運動の効果も出にくくなります。
■「食事量を減らすほど代謝が落ちやすくなる」には理由がある
代謝を上げるために食事量を減らす。これも多くの人が陥りやすい勘違いです。
エネルギー不足が続くと、体は「今あるエネルギーを節約しよう」と働き、
筋肉の活動量を抑えたり、体温を下げたりする方向に切り替わります。
その結果、体重は落ちても、冷えやすい・疲れやすい・戻りやすい状態になりがちです。
代謝を支えているのは、筋肉・内臓・ホルモンの連動。
量を減らすことよりも「食べるタイミング」「温度」「栄養の偏り」を整えるほうが、
体は安定してエネルギーを使いやすくなります。
■代謝が安定している人ほど「回復リズム」を整えている
代謝が高い人ほど、実は「頑張り続けていない」ケースが多いもの。
理由のひとつが、回復に関わるホルモンや
自律神経がきちんと働いているかどうかです。
睡眠不足や慢性的な疲労が続くと、体はストレス優位になり、
エネルギーを作り出すより「消費を抑える」方向へ傾きやすくなります。
すると、同じ生活をしていても体温が上がりにくく、代謝も停滞しがちに。
一方で、睡眠・呼吸・体の緩みが確保できている状態では、
筋肉や内臓がスムーズに働き、結果としてエネルギー消費が起こりやすくなります。
代謝を上げたいなら、まずは回復できる環境を整えることが一番理にかなった近道です。
代謝は、無理をしたらしただけ上がるものではありません。
頑張り方を少しだけ見直して、
まずは「代謝を下げていた習慣」を手放すところから始めてみてください。
