○腸活や生活習慣病対策に期待のレジスタントスターチ○
腸活や生活習慣病対策、
またダイエットによいとして話題になっているレジスタントスターチ。
食物繊維と同様の働きがあるとされ「冷やすと増える」という点でも注目を集めています。
レジスタントスターチの特徴や取り入れ方についてご紹介。
●レジスタントスターチとは
レジスタントスターチとは、小腸で消化・吸収されにくい「難消化性でんぷん」です。
でんぷんではありますが、食物繊維と同様の働きをするとして
さまざまな働きが期待されています。
レジスタントスターチは、米などの穀類、じゃがいも、豆類などに含まれている成分です。
小腸の消化酵素が働きにくいためエネルギーになりにくく、
腸内で腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあることがわかっています。
ほかにも、血糖値の上昇を抑えたり、
血中コレステロール値や中性脂肪を下げたりする働きも期待されているなど、
さまざまな機能が明らかになっています。
●レジスタントスターチは冷やすことで増える性質がある
米や芋類に含まれる一部のレジスタントスターチは、
冷やすことで増える性質があります。
これはでんぷんが冷えて老化することで、
消化酵素が働きにくくなるという仕組みによるものです。
たとえば宮城教育大学が行った研究では、
炊き立てご飯のレジスタントスターチは100gあたり0.37gだったのに比べ、
24時間冷蔵庫に入れたご飯では100gあたり0.68gと、
約1.8倍もの量に増加していました。
冷やすことで増えたレジスタントスターチは、
再加熱しても大きく減らないと考えられています。
同じく宮城教育大学が行った研究では、
さつまいも100gあたりのレジスタントスターチは茹でた直後6.17g、
24時間冷蔵7.32g、電子レンジでの再加熱7.16gとなっており、
再加熱しても2%程度の減少であった結果となっています。
レジスタントスターチを摂るために、
冷めたままのご飯や芋を食べる必要性は低いといえそうです。
●レジスタントスターチの取り入れ方
レジスタントスターチを含む、米などの穀類や
芋類などのいわゆる「糖質が多い食べ物」をバランスよく食生活に取り入れれば、
意識せずともレジスタントスターチを取り入れられます。
よりレジスタントスターチを摂取したい場合は、一度冷やしてから食べてもよいでしょう。
米であれば、まとめて炊いておき、冷蔵したものを再加熱して食べるなどの工夫をすれば
レジスタントスターチの増加が期待できます。
またランチでお弁当を持参したり、おにぎりを食べたりするのもいいです。
ほかにも、さつまいもは「冷やし焼き芋」
じゃがいもならポテトサラダにするなどして、冷たいメニューを楽しむ方法もあります。
糖質が多いからと敬遠されがちな穀類や芋類ですが、お通じだけでなく
血糖値やコレステロール値へのよい効果が期待されるなど、
見逃せない働きがあります。
これらの食べ物は適度に取り入れると腹持ちもよくなり、
間食を減らすのにも役立つので、結果的にダイエットによい効果も期待できます。
