◆内臓脂肪から目を背けるのは今すぐ終わりに◆ | セレクトショップCLASS enjoy life

◆内臓脂肪から目を背けるのは今すぐ終わりに◆

 

 

「やせたいけど仕事で食事の時間が不規則で」
「時間がなくて、運動するヒマなんてない」
こうした日々の忙しさをやせられない理由にして、ズルズルと太り続けてしまっている。

心あたりある方、いらっしゃると思います。

しかし、忙しさを理由に、食生活もそのまま、座りっぱなしで運動しない毎日、

睡眠不足の日々などを続けてしまうと、内臓脂肪は当然増え続けます。
その結果、あなたの想像を超えた、

恐ろしい事態が起こってしまう可能性を知っておいてほしいのです。
体重が増える、体に脂肪がつくといった「目に見える」肥満の症状は、

実は氷山の一角であり、その裏では「目に見えない」とても重要な臓器に

大きな悪影響を与えてしまいます。

 

◆重要な臓器「肝臓」
その重要な臓器とは「肝臓」です。
内臓脂肪が多くなると、脂肪を蓄える機能を持つ脂肪細胞がパンパンに膨れます。

この異常に膨れた状態になった脂肪細胞から、

炎症性物質が放出されるようになるため、体の組織に炎症が起こります。
そのため、肝臓の細胞に内臓脂肪が蓄積する「脂肪肝」になってしまうと、

肝臓が常に炎症を起こした状態になってしまうのです。

肝臓が炎症を起こした状態だと、私たちの健康を保つための、

次のような主な4つの働きが十分に果たせなくなってしまいます。
1.代謝(食事で摂った栄養を、体内の各器官に必要な形に変える)
2.エネルギーの貯蔵(体に必要なエネルギー源であるブドウ糖などを貯蔵する)
3.解毒(アルコール、食品添加物、アンモニアなど有害物質を分解して無毒化する)
4.胆汁の生成(脂質の消化吸収を助ける、肝臓で処理された不要物を排泄する、

血液のコレステロール濃度を調整してくれる働きのある胆汁を作りだす)

さらに肝臓の炎症が進行することで、脂肪性肝炎、肝硬変、

肝臓がんなど深刻な肝臓の病気にもつながります。
また、脂肪肝になることで、肝臓に蓄積された中性脂肪が

全身をめぐる血管にも流れ出てしまい、血管を狭めて詰まらせやすくします。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞までも発症するリスクが高まってしまうのです。

脂肪肝が全身に及ぼす悪影響はこれだけではありません。
体内には「副腎」という、各臓器や器官の炎症を鎮め、

修復させる「ステロイド」という成分を生成する臓器があります。
このステロイドは、通常だと体内の各臓器で仲よく分けあって、

体内の健康を保つために使うのですが、肝臓が炎症を起こしてしまうと、

その炎症を抑えるためにステロイドが肝臓に優先的に使われてしまいます。
その結果、ほかに修復が必要な臓器に

ステロイドが十分に回っていかない状態になるのです。
肝臓以外でも、内臓脂肪が多くなると炎症物質は発生するので、

内臓脂肪が多い人は慢性的に炎症が全身で起こっている状態になります。
簡単にまとめると、内臓脂肪が多いと、体内が傷つけられ続けているのに、

それを修復してくれる道具も不足しているような悲惨な状態になってしまうのです。
そんな状態が続けば当然、さまざまな臓器や器官に不調が現れ、

さらに深刻な病気を引き起こすことへとつながります。

◆一度太ると体重増加が止まらない。そのわけは
これに加えて、脂肪が肝臓にもついてしまうことで、肝臓の正常な機能が低下すると、

ダイエットにおいて非常に困った事態も起こってしまいます。
やせるのは難しいのに、一度太りはじめるともう止まらない。
そんな経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
それは、肝臓の働きが悪くなると、

やせるうえで重要な「基礎代謝」の低下が起きるからです。
基礎代謝とは、体温の維持や、内臓の稼働、

神経の伝達など生命維持のために体が自発的に行うエネルギー消費のことで、

その1日の消費エネルギー量は代謝全体の約60%といわれています。
そして、肝臓は基礎代謝のうち実に約30%もの割合を占めているのです。
つまり内臓脂肪によって肝臓の機能が低下すると、

肝臓が働くために使うエネルギーも減る。
結果、エネルギーを消費しない、やせにくい体になってしまい、

さらに太るという肥満スパイラルに陥り、一度太ると肥満が加速してしまうのです。
このように、内臓脂肪を放置しておくことによるデメリットはあまりにも大きく、

大げさではなく命の危機にもつながる恐ろしい事態にもなりかねません。
コトは重大なのです。
忙しさを言い訳に「やせる」ことから目を背けるのは今すぐ終わりにして

「内臓脂肪を減らす」ことと真剣に向き合って下さい。
今、この瞬間も、内臓脂肪から炎症物質は出続けているのですから。
未来の健康のために、ここで一歩を踏み出してみてはいかがでしょう。