○春菊は「食べる風邪薬」○
春菊には緑黄色野菜ではトップクラスの栄養素が含まれています。
実は、漢方では「食べる風邪薬」と言われるほど、
高い効果があることで知られています。
春菊には、咳や痰を抑え、喉や肺などの呼吸器系を守り、
免疫力を高める作用があるからです。
疲労回復や免疫力の向上、美容にも効果的なので、とてもおすすめです。
春菊は名前の通り、キク科キク属の野菜です。
春菊の旬は11月〜3月頃です。
冬に旬を迎える野菜なので、いまが食べごろです。
とはいえ、冬が旬なのに、なぜ「春菊」と呼ばれるのか。
実は、一般的に菊の花は秋に咲きます。
春菊は春に黄色い花を咲かせることから「春菊」と呼ばれるようになったそうです。
そして、葉が菊に似ているからです。
春菊は抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富。
皮膚や粘膜、髪の健康維持、呼吸器系や視力を守る働きがあります。
また、骨の形成に必要なカルシウム、
貧血予防に役立つ鉄分などのミネラルが豊富です。
マグネシウム、リン、葉酸なども豊富で、健康を維持してくれます。
春菊といえば独特の香りが特徴ですが、
あの独特の香りの成分は「ペリルアルデヒド」と言い、
自律神経に作用して免疫力を高めてくれます。
また、胃腸の調子を整えて活性化したり、咳や痰を抑えたりする効果もあります。
少しクセのある野菜ですが、とても栄養価の高い野菜なので、
春菊のクセが苦手だという方にもぜひ食べていただきたいです。
そのクセこそが春菊の最大の魅力であり、栄養です。
●美味しい春菊の選び方
まず、色が濃く、鮮やかな緑色のもの、ツヤがあるものを選びましょう。
また、葉先までシャキッとしている元気なものを選びましょう。
鮮度が落ちてくると色あせて黄色みをおびてきます。
そういったものは避けてください。
茎は細い方が柔らかいため、美味しく食べられます。
茎が太いものは育ち過ぎで、葉が厚くて固いものが多い傾向にあります。
しっかりと張りがあり、根本まで葉がついているものを選びましょう。
切り口の断面のみずみずしさもチェックしてください。
さらに、香りが強いものを選びましょう。香りが強いものほど新鮮です。
●春菊の美味しい食べ方
実は、加熱しなければ春菊の苦みはほとんど感じられません。
加熱することによって苦みを感じるようになるのです。
そのため、春菊といえば鍋料理で食べるイメージですが、
サラダにして美味しく食べることもできるのです。生の春菊は葉が柔らかく、
香りも良いので噛むごとに豊かな風味を味わうことができます。
あの独特の苦味も生だと強くないので、サラダにぴったりです。
サラダが水っぽくならないよう、しっかり水気を拭き取ってください。
さらに、食べる直前に調味料と和えることをおすすめします。
調味料と和えて時間が経つと春菊から水分が出て、しなしなになってしまいます。
必ず、食べる直前に調味料と和えてください。
サラダ以外にも、炒め物やお浸し、ナムルなどにしても美味しいです。
ただし、春菊はクタクタになるまで加熱してしまうと、
アクが出て黒く変色し、苦みが強くなってしまいます。
しゃぶしゃぶのようにサッとお湯にくぐらせる程度が美味しく食べるコツです。
少しクセのある春菊ですが、栄養満点で幅広いレシピに活用できる野菜です。
ぜひ、様々な食べ方で気軽に楽しみながら、旬の春菊を味わってください。
