◆「正月明け不調」対策◆
帰省や友人との集まりなどイベントごとが多く楽しい年末年始ですが、
今から注意したいのが、お正月明けに「だるさ」や「体の重さ」「疲れやすさ」
「眠さ」などを感じる「正月明け不調」です。
年末年始などの連休明けに感じる不調の多くは「不摂生」が原因です。
忙しい毎日から解放されて、食べては寝る、ダラダラ過ごすなどの生活をしていると、
生活のリズムが乱れてしまい、体調にも影響します。
そのため、連休明けは乱れた体のリズムがもとに戻らず、
不調を感じてしまうのです。
■正月明け不調を予防・年末年始の過ごし方のコツ
お正月疲れによる不調は、食事や睡眠、
生活のリズムが乱れることで引き起こされます。
1年に一度の楽しい時間のあと「正月明け不調」で悩まされないために、
年末年始の過ごし方のコツを押さえましょう。
●腹八分目にする
お正月は、食生活が乱れがちです。いつもより食べる量が増え、
濃い味付けのものが多くなってしまうため注意しましょう。
食事は腹八分目にしておき、お酒も昼間から飲むのは避けて、ほどほどに。
胃腸に負担がかかり過ぎると血液がドロドロになり、
疲労の回復も遅くなってしまうからです。
●朝日を浴びる
体内時計をリセットして睡眠リズムを整えるためには、
朝日を浴びることが大切です。
寝る時間がずれたとしても、なるべく起きる時間を一定にして、
陽の光を浴びるように心がけましょう。
●時間に余裕をもつ
年末年始は帰省や年越し、初詣など、いつもとは違うスケジュールになりがち。
普段行かない場所に出かけたり、多くの人に会ったりすることで、
心身ともに疲弊しやすくなります。
必要以上に気力・体力を消耗しないように、
余裕をもったスケジュールを組むのがおすすめです。
■お正月に積極的にとりたい食材
お正月はごちそうを食べる機会が増え、
いつもよりカロリーの高い食材をとりがちです。
それらを楽しみながら、体の調子を整える食材も上手に取り入れましょう。
●ナッツ類
アーモンドやクルミなどのナッツ類には、ビタミンEが多く含まれています。
ビタミンEは、体を老化させる活性酸素の働きを抑えるとされているため、
疲労回復や健康維持に役立ちます。
また、ポジティブで安定した精神状態を作るホルモン「セロトニン」のもとになる
「トリプトファン」も摂取することができます。
箸休めやおやつなどに取り入れてみて下さい。
●緑茶
胃腸と体の「気滞」(憂うつ感、イライラ等)には、
リラックスできる緑茶がおすすめです。
緑茶に含まれる茶カテキンには、脂肪の代謝を促進する効果もあります。
脂っこいものを食べたあとや、お酒を楽しんだあとには、緑茶がおすすめ。
●果物・野菜
果物や野菜に含まれるビタミン類には、
疲労回復やリラックス効果が期待できます。
とくに摂りたいビタミンCは、
ブロッコリーや冬が旬のほうれん草に多く含まれています。
冬に収穫されるほうれん草は、夏に収穫されるものよりも
ビタミンCが豊富なため、おすすめです。