◇「ぽっこりおなか」と「筋力低下」◇ | セレクトショップCLASS enjoy life

◇「ぽっこりおなか」と「筋力低下」◇

 

 

暑い日が続き、薄着が増えてくるとついつい気になる「ぽっこりおなか」

そのまま放置しておくと、脳卒中や脳血管性認知症などのリスクも高まります。

 

■ぽっこりおなかは不調のはじまり
年齢を重ねると、やせていても太っていても

おなかがぽっこり出てくる人は少なくありません。
おなかがぽっこりと出てくる最大の原因は姿勢の悪さ。

背中が丸まると骨盤は後ろに傾き、

あごは前に出て、おなかがぽっこりと前に。

胸を開いて腰骨(腰椎)を立てるよう意識することが大切です。
もう一つ気を付けたいのが、内臓脂肪型のおなかぽっこり。
内臓脂肪型の肥満になると、血管系の病気を引き起こしやすく、

脳卒中や脳血管性認知症などのリスクが高まるといいます。
内臓脂肪が増えると、血圧が上がったり、血糖値が高くなったり、

動脈硬化が進んだりと、体にとって良くないことが将棋倒しのように起こります。
気付かないうちに思わぬ不調や病気を招くぽっこりおなか。
意識して対策を取れば、何歳になってもおなかをへこませることは可能です。

 

■ぽっこりおなか&筋力低下の原因は「悪い姿勢」と「内臓脂肪」

猫背になると、胸が縮み、肋骨の位置が落ちてきます。
すると、落ちた肋骨がその下にある内臓を押しつぶします。

押しつぶされた内臓は行き場を失い、前へと飛び出してしまいます。
これが、ぽっこりおなかになる一因。
まずは、肋骨を引き上げて、

内臓が本来ある位置へと収まるスペースを作ることが必要です。
 

■内臓脂肪が健康寿命を縮める

内臓脂肪がたまると、血管系の病気を引き起こしやすく、

脳卒中や脳血管性認知症のリスクが高まります。
特に、内臓脂肪の中でも肝臓に脂肪がたまる脂肪肝は、

肝硬変や肝臓がんへと進行する可能性があり、

さまざまな生活習慣病を引き起こします。
万が一、健康診断などで脂肪肝と指摘された場合は

早めに改善に取り組みましょう。
 

■食べ方や食事の工夫、軽い運動でぽっこり解消
おなかぽっこりの原因は姿勢の悪さや内臓脂肪の蓄積。

閉経後は、女性ホルモンと男性ホルモンが減少した状態。

女性ホルモンの低下は、脂肪を内臓脂肪として蓄えることにつながります。

一方、男性ホルモンの低下は、筋肉量と基礎代謝量が低下する原因に。

この状態で運動をしても効果が出にくく、

食べ過ぎれば内臓脂肪として蓄積されます。

食べ方を工夫したり、若返りホルモンとして注目されている

DHEAを増やす働きのある長いもなどを食べるといいでしょう。
適切に体を動かすことも大切です。
姿勢の改善には、体を支える筋肉が必要です。

週に2~3回、軽い運動を行ってください。

翌日まで疲労感が残るような運動は避けましょう。

普段の暮らしに無理なく取り入れられる食べ方や運動で、

おなか周りをすっきりさせましょう。