◆寒くなってくると食欲が増すワケ◆
だんだんと日が短くなり、気温が下がってくると
体は食べ物で補おうとします。
冬に元気の出る食物を欲する本当の理由![]()
■寒くなると本当に食欲はアップする?
寒くなると、体から熱を逃がさないようにするために
エネルギーを余分に消費します。
これは気温の低下と摂取カロリーの増加の相関関係を示しているが、
その影響は大きくはなく、他にも原因があります。
体内時計は、約24時間周期の体内サイクルで
空腹感やホルモンの調整など重要な機能をつかさどっています。
日照時間が制限される涼しい季節には、皮膚や粘膜などの分泌腺が反応して
メラトニンを多く分泌。メラトニンは脳に休息時間だという信号を送り、
睡眠に影響を与えるホルモンで日中にだるさや疲れを感じやすくなるのです。
問題なのは、メラトニンの濃度が高くなると、インスリンやグレリン、
レプチンなどといった主要な代謝ホルモンの働きが活発になり、
食欲に影響を及ぼすこと。
寒さやストレスと相まって、疲れを感じたときは、
すぐにエネルギーを高めてくれるエネルギー密度の高い食品を欲っします。
また、日照時間が短くなると、セロトニンというホルモンが急激に減少し、
気分が悪くなることがあります。
炭水化物を多く含む食品はセロトニンの生成を促進。ゆえに
すぐに気分を高めたいときにポテトチップ一袋を食べて、
癒やしの時間を求めてしまうのは自然なことだと言えるのです。
そういった生理学的な変化に加え、
気温の低下は屋外での運動機会の減少を意味します。
誰でも外に出てランニングするより、ソファでネットフリックスを見ながら、
ホットチョコレートを飲むほうがはるかに快適なオプション。
必然的に室内で過ごす時間が増えれば、食べものがより身近になり、
気づけば間食してしまいがちになるワケです。
■寒い時期のカロリー上昇を最小限に抑えるには
炭水化物が食べたくなっても、体によい食材を使った季節の食材であれば、
快適な気分でいられます。
物繊維を多く含んだ全粒粉の食品にスイッチしてください。
全粒粉はビタミン、ミネラル、ポリフェノール、ヘルシーな脂肪、
豊富な食物繊維など、多くの必須栄養素や生物活性物質を含みます。
成人であれば、1日の全粒穀物摂取量を48gを目標にするとよいそう。
寒い時期に全粒穀物の摂取目標を簡単に達成するには、
精製された朝食用シリアルや、精白パン、普通の麺類、白米などをやめて、
オートミールを使ったおかゆにフルーツやヨーグルトを添えたものや、
多種の穀類を使ったマルチグレインパン、
食物繊維が豊富な豆類を使った温まるスープ、
大麦を使ったかぼちゃたっぷりのリゾットなどを食べるといいでしょう。
大切なのは、血糖値を安定させ食欲を抑えるために、
低脂肪のたんぱく源と良質な炭水化物を組み合わせること。
また、可能な限り日中は外に出て、肌を露出して日の光を浴びることで、
ビタミンDやセロトニンを増やし、気分を高めることができます。
