○体の中からきれいになる食習慣○
人間の体は“食べるもの”でできています。
体の中からきれいになる「インナービューティーダイエット」とは、
幸福感に満ちた美しい自分自身になるために、
体を「腸」と「心」の内側から整える、継続可能な食事方法のこと。
人間が幸福を感じる物質は、
およそ90%が“腸”でつくられていると言われています。
つまり腸をきれいに、そして健康にするものを食べれば、
自然と心もハッピーになれるということです。
インナービューティーダイエットでは↓
・季節の野菜を丸ごと食べる
・伝統的な発酵調味料を使う
・素材の味を引き出す
“きれいな腸”のために、この3つのポイントを重要視しています。
「なぜそれを食べないほうがいいのか」という理由をきちんと知っておくと、
「自分の体を大切にする」という確かな価値判断の基準が身につきます。
「食べたいもの」=「体にいいもの」を
自然と選べる考え方にシフトできるのです。
■体の中からきれいになる「4つの基本」
体の中からきれいになるために、おすすめしたい基本の食習慣。
スーパーで買い物をするときや、料理をするとき、
外食で食べるものを選ぶときも、この4つを覚えておくだけで
“インナービューティー”を目指せます。
(1)発酵調味料で善玉菌を増やす
味噌や醬油、塩麴といった発酵調味料は腸を整える善玉菌を増やしてくれます。
「自分の体を大切にする」人ほど、発酵食品を毎日しっかり摂っています。
味噌や黒酢、みりん、塩麹といった発酵調味料の中から、
自分に合うものを見つけてみてください。
(2)食物繊維で善玉菌を増やす
野菜や海藻類、玄米に多く含まれる食物繊維は、
腸を整える善玉菌のエサとなる重要食材。
「食べなきゃいけない」ではなく、おいしく感じられるよう、
なるべく季節の旬野菜を摂りましょう。
素材の味を引き出すレシピがあれば、鬼に金棒です。
(3)精製されていない食材で酸化を防ぐ
体内で糖がたんぱく質と反応し、
「AGEs」と呼ばれる老化因子に変化してしまう糖化は、美肌の大敵。
白米や白砂糖、小麦など精製された食べ物は糖化を促進してしまうので、
玄米や丸ごとの食材など精製されていない食べ物を摂るようにしましょう。
(4)油の加熱をできるだけ避けて酸化を防ぐ
できるだけ新鮮な油を生で使うのがポイントです。
マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸ではなく、
亜麻仁油やオリーブオイルなど植物性の油をいただきましょう。
■腸と心がきれいになる食べ方
体の中からきれいになるためには、“腸”の健康がカギ。
腸がきれいなら、心まで健康になれます。
腸の善玉菌を増やして、糖化と酸化を防ぐ。
そのための食べ方習慣をいくつかピックアップ。
●毎食の半分以上は野菜を摂ること
常備しておきたいのは保存がきくキャベツ、たまねぎ。大根、かぶは、
買ったらまず葉と実の部分を切って別々に保存をします。
レタスは、栄養価を考えて、
サニーレタスではなく緑の濃いリーフレタスをチョイス。
肌荒れに効果抜群の青菜(小松菜、ほうれん草、チンゲン菜、ニラ)、
免疫力が高く旨みになるきのこもお忘れなく。
そのために、冷蔵庫に野菜を常備しておきましょう。
●基本はノンオイル、油は後からかける
油は加熱すると酸化してしまいます。基本はノンオイルで調理して、
油を使いたいときは後からかけましょう。
体の中からきれいになる食べ方で、インナービューティーを目指しましょう。