○感謝に関することわざ○
ことわざとは長い時間をかけて得られた観察と経験、
知識によって作られたもの。
一言で終わる短い言葉で表されているものが多いため、
覚えやすく、言い得て妙であり、物事の本質を鋭く言い当てています。
日本だけでなく海外でもことわざは存在しており、
アジア、ヨーロッパなどそれぞれの文化圏内のことわざはよく似ています。
また異文化間でも同じような意味を持つことわざも多く見られます。
ことわざを覚えておくと、
日常会話やスピーチ、座右の銘としても使うことができ、
いくつか覚えておくと人生がぐんと豊かになります。
①命あることが一番
「命に過ぎたる宝なし」
年齢や性別に関わらず、どんな人にとっても命より大切なものはない、
という意味の名言です。
たいていの人間は、病気や怪我などをきっかけに、
失ってから心身の満足、健康の大事さに気づくもの。
生きていること、ただそれだけで
心から感謝する気持ちを持つことができれば、
人間関係・仕事・人生全体がいきいきと充実したものに変わっていくでしょう。
明石家さんまの「生きてるだけでまるもうけ」とは良く言ったものです。
この名言を常に意識して、日々の生活を過ごしていきたいです。
②今が一番若い
「今日という日は残りの人生の第1日目」
この名言は、アメリカの映画「アメリカン・ビューティー」の
セリフとしても使われています。
この名言を知ると、毎日朝を迎えるたびに新鮮な気持ちがよみがえります。
また思考がクリアになり、
前向きな気持ちで一日をスタートさせることができるでしょう。
もし昨日までうまくいかなくて、くよくよと落ち込んだ気持ちでいても、
この名言を思い出して気持ちを一旦リセットしましょう。
そして一日一日を心から感謝して過ごし、歩んでいきましょう。
人生のうちで、今日が一番若いのですから。
③一期一会を大切に
「袖振り合うも他生の縁」
袖が触れ合うとくらいの、小さくてささやかな出会いであったとしても、
それは偶然ではなく必然的なめぐり合わせのひとつであるという意味。
一期一会の出会いも感謝を持って
大切にしなければならないことを教えてくれる名言です。
この名言は仏教の教えからきているといわれていますが、
日本人は「輪廻転生」や「因果報応」などの
死生観を自然と受け入れる心があるので、
自然と理解できる名言であると考えられます。
日常の「縁」というものを感謝して大切にしたいです。
④感謝は自分も幸せにする
「他人を幸福にするのは、香水をふりかけるようなものだ。
ふりかけるとき、自分にも数滴はかかる。」
この言葉は、ユダヤの名言です。
周りの人を笑顔にしたり、幸せにしたりすると、
自分自身にも幸せの見返りがあるという意味です。
世の法則として自分の言ったこと、考えていることは、
現実となって引き寄せることがあります。
そのため常に感謝の意を持って人に優しく、幸せな気持ちにすることは
一周回って自分のためにもなる、ということが分かります。
日本でも海外でも、同じような考え方が浸透していることが分かる名言です。
心に響いた名言や格言はありましたか?
ちなみに感謝の最大級の言葉「ありがとう」とは
「有り難し」が変形した「有り難い」が語源。
文字通り「有るのが難しい」という意味です。
身の回りの人や物事、その存在自体が「当たり前」ではなく
「有り難い」ということ。
職場の同僚、電車で隣り合わせになった人に至るまで、
すべて縁で繋がっています。
心の持ちようですべてが感謝に変わり、人生も仕事も好転していきます。
名言・格言を通して、いま目の前にあるものすべてに
感謝の気持ちを忘れず毎日を過ごしていきたいです。