〇「免疫力アップ」に必要な栄養〇
免疫とは、分かりやすく言うと
病原菌やウイルスから守る、体の仕組みのこと。
免疫は、次の3タイプに分かれています。
一つ目は、体内に病原菌などが侵入しないように
壁をがっちり固める物理的な防御です。
皮膚もそうですし、目や口、胃腸などは
粘膜が覆ってガードしています。
二つ目は、体内に入ってきた得体の知れないものを
やっつける「自然免疫」
三つ目は、以前出会ったことのある病原体に
すばやく反応する「獲得免疫」で、
ワクチン接種もこれにあたります。
どれも健康な体には欠かせない仕組みです。
【免疫力アップのための栄養素】
免疫力アップに特に深く関わるのは
「ビタミンD」「ビタミンC」「亜鉛」「オメガ3脂肪酸」
「ビタミンA」「タンパク質」の6つ。
免疫には他にも多くの栄養素が関わり、
また、どれか一つを摂れば
効果を発揮するものではありません。
まずは代表的な6つの栄養素の効果をよく知り、
バランスよく摂取しましょう。
■色んな病気に関係する「ビタミンD」
免疫力アップ! と言われて皆さんが
最初に思い浮かべているのは
自然免疫や獲得免疫だと思います。
どちらも免疫細胞が重要な働きをしており、
その免疫細胞を作り出すプロセスに
ビタミンDが深く関わっています。
そのため多くの研究が行われており、
ビタミンDの栄養状態が結核や風邪の症状に
関係しているという研究結果もあるのです。
さらにビタミンDは筋肉の維持に関わっているので、
運動不足になりがちな生活に欠かせない栄養素。
ビタミンDは太陽を浴びると体内で生成されますが
外出を控える生活が今後も続くと
十分な量が生成されない可能性もあります。
●「ビタミンD」を多く含む食べ物
しらす
鮭
サバ
しいたけ
まいたけ
キクラゲ など
■免疫作用による体への攻撃を防ぐ「ビタミンC」
ビタミンCは白血球を活性化させるなどの働きがあり、
こちらも自然免疫に欠かせない栄養素です。
そして意外な機能が「免疫から自分を守る」こと。
実は、免疫細胞は病原体を殺すときに活性酸素を出していて
増えすぎると体を攻撃することも。
そんなときに「ビタミンC」を細胞内に蓄えておけば
活性酸素に自分の体が
ダメージを受けることを防ぐことができます。
●「ビタミンC」を多く含む食べ物
ピーマン
キャベツ など
また、ストレスの多い生活を送ると
活性酸素が発生しやすくなり、体内のビタミンCが減少。
病気にかかったときには
細胞内のビタミンC濃度がさらに下がります。
そのためにも、ビタミンCを
常に多めに摂って蓄えておきましょう。
ピーマン
キャベツ など
■免疫細胞を元気にする「亜鉛」
亜鉛も、ビタミンCと同じように、免疫細胞を活発にします。
また、活性酸素が体を傷つけるのを防いでくれます。
●「亜鉛」を多く含む食べ物
牡蠣などの貝類
■病原菌と戦う炎症作用をコントロール「オメガ3脂肪酸」
ビタミンCや亜鉛と別の角度から、
過剰な免疫反応から自分を守るのがオメガ3脂肪酸。
感染症にかかったときに熱が出るのは
炎症作用で病原菌から体を守るためです。
その炎症作用が上手くコントロールできないと、
病原体への攻撃で自分自身の体も傷つけられてしまいます。
●「オメガ3脂肪酸」を多く含む食べ物
アジ・サバ・いわしなどの青魚
イカ
タコ
鮎 など
それを防いでくれるのが「オメガ3脂肪酸」
オメガ3脂肪酸は、生活習慣病を予防するとも言われている
良質な脂肪酸で、魚などに多く含まれています。
アジ・サバ・いわしなどの青魚
イカ
タコ
鮎 など
■病原体を鉄壁ガード「ビタミンA」
体内に病原菌などが侵入しないようにする物理的防御も
栄養でケアすることができます。
中でもビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を守り
病原体の侵入を防ぐ働きがあります。
●「ビタミンA」を多く含む食べ物
レバー
にんじん(色の濃い野菜) など
■病気と戦う戦力になる「タンパク質」
最後に、タンパク質です。
自然免疫や獲得免疫では、病原体やウイルスと戦う
免疫細胞をたくさん作る必要があります。
しかし、細胞の原料とも言えるタンパク質が不足すると
せっかくビタミンなどが免疫を作ろうとしても上手くいかず
病原体と戦うパワーが落ちてしまいます。
●「タンパク質」を多く含む食べ物
肉類(特に、レバー)
魚類
大豆食品
乳製品 など
