◇知っておきたい食品添加物のキホン◇
スーパーやコンビニエンスストアの商品の
栄養成分表示でよく見かける「食品添加物」
私たちの生活と密接な関係である
食品添加物についてご紹介
■食品添加物とは何か
食品添加物は
「食品の製造の過程において又は
食品の加工若しくは保存の目的で、
食品に添加、混和、浸潤
その他の方法によって使用するもの」と
食品衛生法で定義されています。
かつての原始的食品加工の目的は
食品の貯蔵・備蓄にありましたが、
文化や科学の進展に伴い、これらの目的の他に
食品の着色・調味など、
さまざまな処理が実施されるようになりました。
食品添加物には
1食品の保存性を向上し食中毒を予防する
2食品の栄養価値を補充強化する
3食品の風味、外観を良くし、嗜好性を向上させる
4食品製造の合理化をする
5食品の品質を改良する
など数々の働きの他、食品加工に際し
必要不可欠なものもあるとされます。
■食品添加物の分類
食品添加物は大きく分けて4種類存在します。
1.指定添加物(454品目)
有効性と安全性が確認され、
厚生労働省大臣が指定した添加物
(合成添加物・天然添加物どちらも含む)
2.既存添加物(365品目)天然の原料から作られ、長年使われてきたもの
3.天然香料
動植物から得られるもので、着香の目的で使用されるもの4.一般飲食物添加物
一般に食品として飲食に供されているもので
添加物として使用されるもの
2〜4までをまとめて「天然添加物」とも称します。
■食品添加物の使用目的とその例
1.食品の保存性を向上させ、
食中毒などの食品被害を予防する目的
…殺菌料、保存料、防カビ剤、酸化防止剤
2.食品の食感、外観や風味を向上させ
嗜好性を向上させる目的
…発色剤、着色料、甘味料、酸味料、漂白剤、香料3.食品の栄養的価値を強化する目的
…栄養強化剤(各種アミノ酸、ビタミン・ミネラル類)
4.食品そのものを製造する目的
…膨張剤、乳化剤、豆腐用凝固剤
■食品添加物って安全?
食品添加物には、食品の保存、栄養の強化、
品質の改良など数々の有用性がありますが
その安全性については、様々な事例・事象により、
有害であると結論付けられてしまいがちです。
しかし、現在日本で使用されている食品添加物は
多くの試験を行い安全性の確認をしたものや、
古くから使用されていて安全と認められているものであり
有害と結論付けることはできないと言われています。
食品添加物の安全性を考える上で重要なのは
その「量」であるとされます。
そのため、人が一生にわたって毎日摂取しても
影響がない量が使用されており、
その安全性は確保されていると言われています。
■食品添加物との付き合い方
食品を長持ちさせるために食塩を使用していたころは
食塩の過剰摂取で体を悪くする人がいましたが、
食塩の代わりに保存料を使用することで必要以上の
食塩摂取を回避することができるようになりました。
このように、食品の安全性・危険性は1つだけでなく
様々な角度から考えることが重要とされます。
考えること、知ることはとても大切ですが、
体質や体調によって良い・悪い、合う・合わないなど
一人ひとり異なります。自分で判断せず、
気になることがあれば専門家に相談してみてください。
