◇「副腎疲労」から立ち直る方法◇
朝起き上がれないほどの慢性疲労や、
万病のもととして注目される「副腎疲労」
副腎を疲れさせる習慣や食事、
その解決策をピックアップ。
忙しくても始められる副腎ケアをご紹介
■おすすめはグルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリー
食べ物を消化吸収する腸内環境の改善を心がけ、
デトックス工場ともいわれる
肝臓の負担を減らしていきましょう。
肝臓に負担をかけるコーヒーやアルコールは控えめに。
添加物が多い加工食品や外食はなるべく避け、
家で簡単な調理をすること。
難しい料理でなくても、
塩や醤油をちょっとふって食べるくらいのイメージで十分。
また、副腎疲労の人は
グルテン(小麦)とカゼイン(乳製品)が
アレルギーや腸の炎症をもたらすことが多いため、
グルテンフリー、カゼインフリーを心がけて。
また白砂糖も控えましょう。
まずは3週間試してみると
体調の変化を感じると思います。
副腎疲労の人は腸の消化・吸収が悪いので
3大栄養素のなかでもとくに
消化・吸収しにくいタンパク質が苦手で、
消化しやすいパンが大好きというケースが目立ちます。
卵や肉は意識して食べていただきたいですし、
主食には玄米や十割そばがおすすめ。
白米は玄米と混ぜたり、
五穀米のほうがよいでしょう。
■次なる改善ポイントは睡眠です。
体内の炎症を抑えるものとしては
コルチゾールが代表的ですが、
夜に分泌される成長ホルモンや
メラトニンなどのホルモンも含まれます。
それらがしっかり分泌されるように
夜はなるべく0時までに寝ることが大切です。
忙しくて睡眠時間が不足気味の人は、
寝室の環境を整え
睡眠の質を上げていくことが効果的。
薄暗いとメラトニンが光分解されてしまうので、
メラトニンの働きが高まる
真っ暗な部屋で眠るといいとのこと。
スマホは寝室に持ち込まない、
寝る前に使わないことも
ぐっすり眠って副腎の疲労をとるコツです。
■入浴でデトックス。エプソムソルトも効果的
副腎ケアしたいならぜひ入浴を習慣に。
毛細血管を拡張して血流をアップし、
体内の毒素を排出してくれます。
入浴の効果をより高めるエプソムソルトもおすすめ。
ソルトとついていますが、エプソムソルトは塩ではなく
硫酸マグネシウム。浴槽も傷つけません。
エプソムソルトは発汗作用で毒素の排出を助け、
マグネシウムが神経の興奮を
おさめてくれる作用もあります。
ジムで泳ぐ人は塩素対策としてもおすすめです。
■副腎疲労があるとビタミンB群が不足しがち。
次のものを積極的に摂りましょう。
・ビタミンB1(チアミン):豚肉、豆類、胚芽米や玄米
・ビタミンB2(リボフラビン):納豆、卵、葉物野菜
・ビタミンB3(ナイアシン):レバー、魚介類、肉類
・ビタミンB5(パントテン酸):サケ・イワシなど魚介類、肉類、卵
・ビタミンB6(ピリドキシン):魚介類、肉類、バナナ
・ビタミンB12(コバラミン):シジミ・アサリなど貝類、魚類、肉類
・葉酸:緑黄色野菜、イチゴ
・ビオチン:レバー、卵黄、魚介類、キノコ類、ナッツ類