◆「疲れ」のとり方・ほぐすべきは肩より脳!◆
マッサージに行っても、
お風呂にゆっくりつかっても、
スッキリ疲れがとれない……。
何だかいつも、体が疲れている。
そこには、意外な理由があるようです。
■疲れの原因は「脳」にある
肩こりや腰のこわばりがあるから、
肩や腰に問題があるとは限らないそう。
筋肉そのものに原因があるわけではなく
脳には自律神経のコントロールセンターがあり
24時間365日稼働しています。
そこに過度な負担がかかったとしたら
脳が疲れてしまうということは当然でしょう。
体の症状だけではなく、
脳の疲れをスッキリとることが
全身の疲れにアプローチしていくことにつながります。
■「疲労」と「疲労感」は必ずしも一致しない
逆に、楽しいことや
やりがいがあることをしていると
あまり体の疲れを感じないことがあります。
疲労を起こすのは
おもに脳内にある自律神経の中枢で、
視床下部、辺縁系、全帯状回などといった回路。
脳の中心部分です。
反面、疲労したという情報を集めて
疲労感を感じさせるのは、大脳の前頭葉にある
眼窩前頭野(がんかぜんとうや)という部位。
つまり、疲労が起きる部位と
疲労を自覚する部位がそれぞれ違っているのです。
■飽きだしたら、脳が疲れているサイン
脳が疲れていると
「飽きる」「作業効率が落ちる」「眠くなる」
という3つのサインが現れます。
最初に現れるサインは「飽きる」
作業を続けていると、
脳内で同じ神経細胞の回路が使われます。
そのため、活性酸素が発生して
神経細胞が酸化してしまいます。
酸化が進むと修復が困難になり
脳が「違う神経細胞を使え」と
指示を出すため、飽きてしまうのです。
サインを感じたら休息をとって
脳をしっかり休めることが重要です。
無視したまま続けていると
自律神経が疲れている状態が続き、
高血圧症や糖尿病、がんの発症リスクが
高まってしまうというのです。
自分が感じる疲労感だけに頼らず、
3大サインが出たらちょっと休む。
脳の疲れを蓄積させないための
コツであるといえそうです。
■「睡眠」と「こまめなリセット」で脳の疲れをとる
脳を休めて回復させるには
毎日の疲れをリセットすること。
その最適な方法はよい睡眠をとることです。
しかも、質のいい睡眠で
自律神経の疲れをとっていくことが大事。
よい睡眠を得るためには安全で快適な環境がポイント。
たとえば、就寝1時間前になったら
できるだけテレビやパソコンから離れて
刺激の強い光を避ける。
メラトニンの分泌を正常化するためには
眠りに入る前の3時間、昼の光に近い明るい光を
浴びないことが理想だといいます。
夕方から夜に変わっていく環境を再現することで
睡眠モードへの準備が整っていくといえます。
目を瞑るだけでも脳をリセットできます。
たとえば、机の上でうつぶせになって
15分間目をつぶるだけでもよいようです。
それは、情報処理量が激減するから。
日々、発している疲れのサインを正しくキャッチ。
脳の疲労をしっかりとっていきたいものです。
