〇本当に体によい食品を見分けるには〇 | セレクトショップCLASS enjoy life

〇本当に体によい食品を見分けるには〇

 

 

 

巷にあふれる健康情報。

流行に惑わされずに

正しいものを取捨選択する基準は

どこにあるのでしょうか?

健康情報と上手につきあうコツをご紹介↓

 

■「〇〇が健康によい」という情報が多すぎる

昨日は〇〇が健康によいと言われていたのに
2週間後には覆っている。
なぜそんな状況が起きるのかというと、
多くの人がどういうエビデンス(科学的根拠)なら
信頼できるかを理解していないから。
 
■信頼できる健康情報を“選ぶ”には?
ピラミッド状の階層があり、強いものと弱いものがある
もっとも弱いのは
専門家や個人の経験に基づいた意見です。

ほかの生活習慣や運動習慣の違いが

関係しているかもしれないのに、

経験談ではそこが語られません。

科学的なデータとして信頼できるのは

研究対象となる人をランダムに

2つの集団に分けて比べるランダム化比較試験。

最上位は複数のランダム化比較試験を統合した

調査結果で、メタアナリシスと呼ばれます

まり、メタアナリシスこそが最強のエビデンスであり

ピラミッドの頂点。

メタアナリシスの手法で導き出されたデータは

現時点で最も信頼できる情報であると考えらます。

 

■本当に「炭水化物は健康に悪い」の?

たとえば、よく耳にする次のような健康情報。

これは正しいと言えるのでしょうか?

1)炭水化物は健康に悪く、食べると太る

2)ステーキは健康によく、食べても太らない

 

1の炭水化物については、

よい炭水化物と悪い炭水化物があります。

精製された“白い炭水化物”は健康に悪いのですが

精製されていない“茶色い炭水化物”は

健康によいのです。

糖質制限の研究は

この2つを区別していないことがあり

一緒に扱われているのは問題だと思います。

2の肉類については「赤い肉は健康によい」

といった表現をされることもあります。

赤い肉とは、牛や豚など4本足の動物の肉のこと。

鶏肉などの白い肉と区別して、こう呼ばれます。

しかし、確かに「赤い肉」は炭水化物と比べると

血糖値は上がりにくいのですが、

大腸がんのリスクを高めたり、心筋梗塞や

脳梗塞のリスクが高くなるという研究結果があるそう。

“赤い肉”を食べるほど

健康になるというエビデンスはないため、

無理して食べる必要はないようです。

 

■“赤い肉”を大豆に置き換えてヘルシーに

健康なカラダを保つには

良質なたんぱく源は欠かせません

“赤い肉”を大豆に置き換えること。

イランで行われた実験では、

“赤い肉”を大豆に置き換えるだけで

血糖値が30下がったというデータがあるといいます。

さらに野菜・果物の食べ方と

体重変化の関係を調べた調査では

「豆腐と大豆」を食べた人は

明らかに体重が減少しやすくなる傾向があったとか。

大豆などの豆類には、

血圧・コレステロール・中性脂肪・血糖値を

下げるというエビデンスもあり、

「健康によい」食品であると考えられています。

近年では、ミートオルタナティブと呼ばれる

植物性の肉代替商品や、

乳製品を使わないチーズなどの開発が進み、

欧米ではかなり一般化してきています。

 

■正しい知識は病気を予防するための一番確実な方法

毎日の食事は小さな選択の連続です。

そして、その選択は確実に私たちを

病気から遠ざけたり、近づけたりしています。

正しい知識を身につけることは、

病気を予防するための一番確実な方法なのです。

 

人とは違う、自分自身のカラダの状態を

きちんと把握し、

エビデンスを検証する心構えを持つこと。

それが、無数の健康情報と

うまくつきあうコツといえそうです。