◆とれない疲れ、疑うべきは「カルシウム不足」◆
最近、疲れがどうしてもとれない。イライラする。
これは、もしや更年期障害のはじまりでは?と運動をし、
睡眠時間をとり、カフェインを減らす生活スタイルにしていても
なかなか調子が上がりません。
〇どうしても疲労がとれない、そんなサインが出てきたら
疑っていいのは、「カルシウム不足」
女性は、身体の不調といえば
更年期障害や貧血などに目がいきがちですが、
じつは、このカルシウム不足も
気をつけなければならないことのひとつなのです。
以下の兆候をみてください。
・ 極度の疲労
・ 落ち込み
・ 不安感
・ 乾燥肌
・ 髪のパサつき
・ 爪が割れやすい
これらは、カルシウム不足の兆候。
更年期の症状と似ています。
もちろん、カルシウム不足といえば、骨折しやすい、
虫歯になるなどのわかりやすいものから、
胸の痛み、発作、白内障、骨粗鬆症などの
シリアスな症状まであります。
でも、疲れやすさや気分の落ち込み、乾燥肌なども
カルシウム不足が原因だったなんて、
なかなか気づかないと思います。
放っておいたら、ずっと不調が続き
やがて大病につながる、なんてことにもなりかねません。
そろそろ骨のことも考えなければならない年齢なのかも。
〇骨のことも真剣に考える。1日に必要なカルシウム量は
1日で必要なカルシウム摂取量の目安は700mg
(イメージは1杯200mlの牛乳、マッチ箱サイズのチーズ、
1杯の小さなヨーグルト)だそう。
カルシウムをきちんと摂取して筋力をつけることで
より強く、より長生きできる健康な心身を維持できるのだそう。
筋力も骨も下り坂になってくる時期。今
こそ食生活を見直していく必要がありそうです。
〇カルシウムを吸収しやすい食べ方を
ただ、乳製品が苦手だという女性も少なくありません。(私もです)
乳製品以外でも存分にカルシウムがとれる食品や
方法もあるのでご安心を。
・ 濃緑野菜(ほうれん草、ブロッコリー)
・ 豆類(ベイクドビーンズはカップ1杯で154mgのカルシウムを摂取)
・ 缶詰のサーモン(181mgのカルシウムを含む)
・ アーモンド&ナッツ
・ 大豆ラテ(1日の必要量を半分摂取できる)
・ 豆乳&オレンジジュース(カップ1杯で300mgのカルシウム)
その他ライスミルク、アーモンドミルク、クランベリージュース
・ ビタミンD(卵など)の摂取(カルシウムを吸収しやすくする)
・ 5〜10分の太陽浴(1日のビタミンDが取り込める)
・炭酸飲料を避ける(カルシウムの吸収を邪魔します)
濃緑野菜や豆類でも十分にカルシウムがとれるんです。
カルシウムの吸収を促すビタミンDを含む食品には、
魚介やキノコ類などもありますし、
意識して食べていくことで、心身の不調も変わってきそうです。
自分のメンテナンスが必要になってくる年代。
今後は、「疲れたな」「不調だな」と思ったら、
カルシウム強化もその一端に入れておきましょう