
Andreas Bach (p)
戸外にて BB89 Sz.81 2010年録音
10の易しいピアノ小品 BB51 Sz.39 2010年録音
3つのブルレスク 作品8c BB55 Sz.47 2010年録音
小組曲 BB113 Sz.105 2010年録音(第2楽章のみ2014年録音)
4つの哀歌 作品9a BB58 Sz.45 2008年録音
レーベル:Hänssler
アンドレアス・バッハによるバルトークのピアノ独奏曲全集のVol.1のDisk1です。
Vol.1は3枚組CDです。
演奏




(評価は5つ星が満点です)バルトークはピアノを打楽器のように扱う楽曲が多いようにも感じますが、冒頭の『戸外にて』からそんな側面が炸裂です。
しかしアンドレアス・バッハは激しい場面でも実に抑制の効いた演奏で、楽曲の妙を分かり易く聴かせてくれます。
私はバルトークのピアノ曲に少しアヴァンギャルドな匂いのするフリー・ジャズの雰囲気を感じたりもしますが、そんな側面を求めるなら、アンドレアス・バッハの演奏は丁寧で理知的なので物足りないかもしれません。
そうであってもこの演奏はバルトークをより身近に感じられるものであり、澄み切ったピアノの音色、タッチはとても素晴らしいと思います。
録音



(評価は5つ星が満点です)ほんの僅かにマットでソリッドな感触も冒頭には感じましたが、聴き進めるに連れ違和感は殆ど感じなくなりました。
終始音の見通し感は抜群で、鋭利すぎない音の輪郭も素晴らしい再生だと感じます。
定位も良く奥行き感も十分な録音には、アンドレアス・バッハがバルトークを楽しみながらも理知的に弾く姿が見えるかのような実在性も備わっています。
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