
Dmitrij Kitajenko指揮
Gürzenich-Orchester Köln(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団)
2007年録音(ライヴ)
レーベル:Phoenix Edition
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管によるプロコフィエフ交響曲全集のDisk4です。
(全集は5枚組Box)
Disk5 交響曲 第 6番 変ホ短調 作品111もご参照下さい。
演奏




(評価は5つ星が満点です)良い意味で破壊力のある演奏で、プロコフィエフの楽曲の特徴が掴める演奏だと思います。
訴求力のある迫力満点の力演なのですが、乱暴さを感じることはなく、演奏そのものは洗練度さえあるように感じられます。
生き生きとした熱演、しかしそこには指揮者、オケの自己満足的な側面はなく、ライヴだというのに極めてバランスのとれたアンサンブルを構築しています。
もっとプロコフィエフの交響曲を色々と楽しみたい、良い意味でそう思わせる演奏です。
録音



(評価は5つ星が満点です)録音も素晴らしいもので、音圧レベルも高いのですが、その迫力は弩級です。
左右への広がりは申し分なく、音の輪郭も全体的には明瞭でスネアドラムの打撃などには鮮烈さがあり、コントラバスやグランカッサ(大太鼓)の響きも堂々として迫力があります。
ただトゥッティでの強奏時には少しだけ音の輪郭がつかみにくく感じますが、そう大きな問題ではなく、楽曲、演奏の迫力を十分楽しめるものだと思います。
ライヴ録音ですがステージノイズ、聴衆ノイズは皆無と言え、終演後の拍手も収録されていません。
残念ながらこのボックス・セットは廃盤で、単独のアルバムも見つけられません。
大レーベル、有名指揮者(キタエンコの有名だと思うのですが)のアルバムは、そう名演と思えないものも再発売が何度もされたりしますが、マイナーなレーベルはやはりそうはゆきませんね。