
Emanuele Torquati (p)
田園舞曲 作品1
4つのバラード
アルバムの一様『ウィーンの想い出』
スケッチ
リヒャルト・デーメルの詩による4つの幻想曲 作品9
『ガラスの心臓』よりメヌエット
一筋の光(1902年第2版)
2014年録音
レーベル:Brilliant
演奏




(評価は5つ星が満点です)エマニュエル・トルクァーティは1978年ミラノに生まれた男性ピアニストで、近年急激に国際的な認知度を高めているそうです。
使用しているピアノはジャケット等に記述がないのですが、彼のタッチはとても透明度が高いながらも硬質感は低く、その音色にはまるで美しい水晶球が浮遊しているかのような視覚的なイメージを持つことが出来ます。
余り演奏されることもなく、私も初めて聴くツェムリンスキーのピアノ曲ですが、最初期の田園舞曲などには古典派的な感触さえあり、実際にはマーラーよりも11歳も年下で、1871年生まれのツェムリンスキーですが、数少ないピアノ曲には彼の純粋さを想わせる様相があります。
録音




(評価は5つ星が満点です)正に『音の粒立ち』が感じられる録音には、高い潤い感が溢れています。
左右への広がりも良く、音像はちょっと目線から上の位置に定位はしますが、それが却って音の見通しの良さを印象付ける結果ともなっています。
トルクァーティのタッチの賜物かもしれませんが、高域にもキツさを感じさせることはなく、音数が増えても混濁感を発生させない録音です。
特にゆったりと静かに弾かれる際の音色の美しさは特筆できると思います。
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