
Jacek Kaspszyk指揮
Warsaw Philharmonic(ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団)
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 作品67
Ilya Gringolts (vn)
交響曲 第 4番 イ短調 作品61
2013年録音
レーベル:Warner Classics
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
その名前をアルファベットで見て、ヴァイオリン協奏曲のソリスト、イリヤ・グリンゴルツはてっきり女性かと思っていましたが、改めてHMVの解説を見ると1982年サンクトペテルブルグ生まれの男性ヴァイオリニストなんですね。
技術や音程に不安などはありませんが、何となく物足りないのは、その音色がやや線が細く、ソリストとしてのオーラも不足しているからかも知れません。
交響曲の演奏は丁寧でいて大袈裟でない迫力が感じられるものです。
ワインベルクはソ連の作曲家ですが、生まれそのものはポーランド。
そんな作曲家の生まれた国の指揮者、オーケストラならではの思い入れもあるのかも知れません。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
豊かな厚みが感じられる響き、特に低音の量感は楽曲に見合ったものがあります。
残響も豊かな部類だと思いますが、音の輪郭はやや甘いといえ、音の切れ味は音響的には少し物足りなさを感じます。
しかしながら奥行き感も十全で、上方向への伸びやかさも感じられます。
タイトさや鮮烈さが高くないので、オーディオを楽しむための1枚とはならないかもしれませんが、温度感のある静寂も好ましい録音だと思います。
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