20150215-2

Daniel Reuss指揮
Cappella Amsterdam(カペッラ・アムステルダム)
Philip Mayers (p), Angela Gassenhuber (p)

2つのモテット 作品74より 第1番『何ゆえ悩む者に光があたえられたのか』
4つの小品 作品119より 第1番 間奏曲
5つの歌 作品104
運命の歌 作品54
3つのモテット 作品110
3つの四重唱曲
祭典と記念の格言 作品109

2012年録音
レーベル:Harmonia Mundi

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ブラームスの合唱曲を集めた1枚です。
収録されている楽曲の内、2つのモテット 作品74より 第1番、5つの歌、3つのモテット、3つの四重唱曲、祭典と記念の格言は無伴奏の合唱曲で、運命の歌はピアノ連弾の伴奏付き、間奏曲はピアノ独奏曲です。
ロマン派の代表格たるブラームスですが、アカペラの合唱曲、或いは伴奏が付いていても極めてシンプルなピアノ伴奏だけの場合には、とても古式ゆかしい印象を受けます。
ルネッサンス期をさえ思わせるのは、その演奏形式に拠るものなのかもしれません。
とても清澄な歌唱が美しく、荘厳な中にも本来のルネッサンス期の楽曲とは異なるロマン派風の趣がありますが、交響曲などの重厚感のある濃厚さとは異なるブラームスの一面を樂しむことが出来ます。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

アカペラ合唱曲に相応しい残響の楽しめる録音です。
その分少しだけ音の輪郭は甘いかもしれませんが、余韻を引きながら減衰する人の声の美しさは十分堪能でき、左右や上方向への伸びやかさも十分です。
ピアノ独奏曲などにはやはり音の粒立ちに物足りない印象もありますが、全体的には心地よく聴くことの出来る録音だと思います。

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