
Jerzy Wołosiuk指揮
Orchestre de l'opéra du Château de Szczecin(シュシェチン歌劇場管弦楽団)
小組曲
葬送音楽
チェーン1
チェーン2
Ilian Garnetz (vn)
2013年録音
レーベル:DUX
演奏




(評価は5つ星が満点です)ラテン語で「道しるべ」の意味を持つポーランド最大のインディペンデント・レーベル、DUXが昨年の11月にリリースした一連のルトスワフスキのアルバムの中で、手元に来るのが最も遅かった1枚です。
その一連のリリースはどれも素晴らしいもので、この1枚も馴染めているとは言えないルトスワフスキの楽曲をとても鮮やかに、そして繊細に美しく聴かせてくれます。
ポーランドのオーケストラ、指揮者ならではの『お国もの』への自負と自信があるのだと思えます。
Wikiに拠れば、『小組曲』『葬送音楽』は管弦楽曲に、『チェーン1』は室内楽曲に、そして『チェーン2』は協奏曲に分類されています。
『チェーン2』でのソリストを務めるイリアン・ガルネッツは1983年サンクトペテルブルク生まれでモルドヴァ国籍の方ですが、とてもしっかりとした、それでいて気負いの無いヴァイオリンを奏でます。
録音




(評価は5つ星が満点です)録音も大変素晴らしいものです。
分かり辛いかも知れませんが、衛星軌道上から美しい地球を眺めているかのような視覚的イメージを持ったりもします。
左右、上方向への響きの広がりもとてもワイドで、定位も良く残響も美しい余韻を残しながら減衰しますが、ステージノイズは皆無であり、全き静寂感が背景にあります。
『チェーン2』でのヴァイオリンには、そのボディの実在感が浮き彫りになって伝わってくるほどの感触もあり、オーケストラとのバランスもとても良いです。
音の切れや立ち上がりも鮮烈ですが、刺々しさなどは感じさせない潤い感も有しています。
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